「ChatGPT」、週間アクティブユーザー数が2億人に--1年足らずで倍増

AI要約

OpenAIの「ChatGPT」は2022年11月にリリースされ、現在も急激にユーザー数を増やしている。

OpenAIは新機能を継続的に開発し、無料ユーザーにも有料版の機能を提供することでChatGPTの魅力を高めている。

他社もAI分野で成長を続けており、Meta Platformsも独自のモデルで注目を集めている。

「ChatGPT」、週間アクティブユーザー数が2億人に--1年足らずで倍増

 OpenAIの「ChatGPT」がリリースされたのは、2022年11月のことだ。市場に登場してから2年近く経った今、当初の人気は落ち着いたと考える人もいるだろう。だが、ユーザー数は今も急増を続けている。

 OpenAIは米国時間8月29日、週間アクティブユーザー数が2億人に達したことを明らかにした。同社は2023年11月にChatGPTの週間アクティブユーザー数が1億人に達したと報告しており、その数が1年足らずで倍増したことになる。

 ユーザー数の増加が続く要因の1つは、OpenAIがアップグレードを開発するための投資を続けていることだろう。同社は、新しい大規模言語モデル(LLM)や要望の多い機能を導入したり、ChatGPTの無料ユーザーが使えるサービスを増やしたりすることで、このチャットボットをさらに使いたくなるものにしてきた。

 例えば、OpenAIは「Spring Update」イベントで、「GPT-4o」の強化版「Voice Mode」など、最先端の機能を発表している。特筆すべきは、画像やドキュメントのアップロード、「GPT Store」へのアクセス、高度なデータ分析など、通常なら有料版の「ChatGPT Plus」のユーザー向けに取っておくような機能の多くを、すべてのユーザーに開放したことだ。

 また、OpenAIはエンタープライズ分野でも目覚ましい成長を見せている。7月に「GPT-4o mini」をリリースして以来、APIの利用は倍増し、「Fortune 500」企業の92%がOpenAIの製品を利用していると、同社は述べている。

 人工知能(AI)の分野では、他の業界リーダーも自社製品で同じように関心を集め、成長を続けている。8月29日には、Meta Platformsも「Llama」モデルのダウンロード数が3億5000万件に迫り、2023年から10倍以上に増加したと発表した。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。