アマゾン「アレクサ」有料版、Anthropic「Claude」ベースに?

AI要約

アマゾンは2024年10月に新しい有料版「アレクサ」を発表する予定で、AI企業AnthropicのAIモデル「Claude」を採用する見込みだ。

新バージョン「Remarkable Alexa」は月額5~10ドルで提供され、従来の無料版「Classic Alexa」と併用可能。

新しいアレクサはより複雑なタスクに対応し、アマゾンは業績改善を図るための戦略として位置づけている。

アマゾン「アレクサ」有料版、Anthropic「Claude」ベースに?

アマゾンは2024年10月に発表するという新しい有料版「アレクサ(Alexa)」は、AI企業AnthropicのAIモデル「Claude」を主に採用する見込みだという。ロイター通信が8月30日に報じている。

 アマゾンは2024年10月に発表するというわさされてる新しい有料版「アレクサ(Alexa)」は、AI企業AnthropicのAIモデル「Claude」を主に採用する見込みだという。ロイター通信が8月30日に報じた。

 

 報道によれば新バージョンは「Remarkable Alexa」と呼ばれ、月額5~10ドルで提供される予定。従来の無料版「Classic Alexa」も引き続き利用可能ということ。

 

 新しいアレクサはより複雑な会話や質問に対応できるようになり、ショッピングアドバイスの提供やニュースの要約、メール作成、食事の注文など、多岐にわたるタスクをこなせるようになる見込み。

 

 アマゾンは2023年9月にAnthropicに40億ドルを投資しており、今回の提携はその成果とも言える。ただし、英国当局が両社の関係について調査を開始するなど、一部では懸念の声も上がっている。

 

 アマゾンはこの新サービスを通じて、これまで収益化に苦戦してきた「アレクサ」部門の業績改善を図る狙いがあるとみられている。同社は2023年11月から2024年にかけて大規模な人員削減を実施しており、その中には「アレクサ」部門の従業員も多く含まれていた。

 

 

文● G.Raymond 編集●ASCII