ソフトバンク、Androidスマホ単体購入不可に ドコモ、au、楽天の対応は

AI要約

ソフトバンクがオンラインショップでAndroidスマートフォンの機種単体購入を取り止めたが、他の大手キャリアは引き続き機種単体購入が可能。

NTTドコモ、au、楽天モバイルの動向を調査した結果、これらのキャリアでは機種単体購入ができるが、一部に制約がある。

今後の総務省の動向にも注目が必要で、Androidスマホの販売事情は今後も変化する可能性がある。

ソフトバンク、Androidスマホ単体購入不可に ドコモ、au、楽天の対応は

ソフトバンクがオンラインショップ等でAndroidスマートフォンの機種単体(通信契約なし)購入を取り止めている件について、8月末頃からネット上で話題となっている。では、ほかの大手通信キャリアはどうだろうか。ここでは9月2日時点のNTTドコモ、au、楽天モバイルの動向をご紹介する。

 ソフトバンクが2024年8月1日より、オンラインショップ等でAndroidスマートフォンの機種単体(通信契約なし)購入を取り止めている件について、8月末頃からネット上で話題となっている。ほかの通信キャリアはどうか。9月2日時点のNTTドコモ、au、楽天モバイルの動向を調べた。

 

ほかの3社は機種単体購入可能

●NTTドコモ

 

 NTTドコモのオンラインショップでは、Androidスマホでも機種単体購入が可能だ。若干わかりづらいが、各商品ページの下部に機種単体購入専用ページへのリンクが用意されている。

 

 ただし、予約受付中の段階だった「Pixel 9 Pro」の128GBモデルについては、ほかの予約受付中の機種と異なり、機種単体購入専用ページへのリンクは用意されていない。

 

●au

 

 auのオンラインショップでもメジャーなAndroidスマホの購入可否を確認してみたが、在庫切れ、または販売終了とみられる一部機種を除き、基本的に機種単体購入が可能だ。

 

 購入方法についても商品ページ内のリンクから機種単体購入専用ページへ飛ぶ仕組みだ。リンク自体はドコモ同様、やや小さく目立ちにくいが、リンクの位置が契約種別選択のすぐ下にあるため見つけやすい。

 

 なお、購入時にはau/UQモバイルの電話番号と紐付いていない「au ID」でのログインが必要と表示された。紐付け済みのau IDしかない場合は、新しいIDをもう1つ作る必要がある。

 

●楽天モバイル

 

 楽天モバイル直営のオンラインショップ(楽天市場店ではない方)についても、専用ページからAndroidスマホの単体購入が可能だ。品揃えも通信契約込みのケースと変わらない。

 

 ただ、筆者の見落としかもしれないが、同社の通常の商品ページにはドコモやauのような機種単体購入ページへのリンクはなく、通信契約込みの購入しかできない仕様だった。機種単体購入ページへ行くにはサポートページのFAQを経由する必要があり、ユーザーフレンドリーとは言いにくい。国内EC大手のノウハウを活かし、よりシンプルで使いやすい形への改善を期待したい。

 

総務省の今後の動きにも注目

 9月2日現在、ソフトバンクのオンラインショップでは、Androidスマホの機種単体購入ができない状況が続いている。今後の動きによっては、ほかの3社も似たような販売手法を取り入れる可能性があるかもしれない。

 

 Androidスマホもメーカーサイトから直接SIMフリー版を買えるケースが増えたが、特定の層に特化した機種では、販路が事実上通信キャリアのみということも少なくない。

 

 しばらくは各キャリアや監督官庁(総務省)の動向にも注目しておいたほうがよさそうだ。

 

文● @sumire_kon