WindLDR および WindO/I-NV4 に重要な情報の平文保存の脆弱性

AI要約

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)およびJPCERT/CCは、WindLDRおよびWindO/I-NV4の脆弱性について報告した。

影響を受けるシステムと攻撃の可能性について説明されている。

IDECが対応バージョンをリリースし、最新版へのアップデートが呼びかけられている。

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月29日、WindLDRおよびWindO/I-NV4における重要な情報の平文保存の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社トインクスの目黒有輝氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。

WindLDR Ver.9.1.0およびそれ以前

WindO/I-NV4 Ver.3.0.1およびそれ以前

 IDEC株式会社が提供するPLCプログラミングソフトウェア「WindLDR」、プログラマブル表示器の作画ソフトウェア「WindO/I-NV4」には、重要な情報の平文保存の脆弱性が存在し、プロジェクトファイルを入手した攻撃者によって、PLCまたはプログラマブル表示器のユーザー認証情報を取得される可能性があり、結果として、PLCおよびプログラマブル表示器を乗っ取られることで、PLCおよびプログラマブル表示器を操作されたり、停止されたりする可能性がある。

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。なおIDECは、本脆弱性を修正した下記のバージョンをリリースしている。

WindLDR Ver.9.2.0

WindO/I-NV4 Ver.3.1.0