生活情報の入手手段、10代~30代はSNS、40代~50代はWEB・アプリ、60~70代はテレビがトップに

AI要約

テレビや新聞からの生活情報入手からSNS利用への移行についての調査結果を紹介。

スマホ所有者の生活情報入手手段における傾向と年代別の違いを解説。

最も利用されているSNSアプリや今後の展望について詳細を紹介。

生活情報の入手手段、10代~30代はSNS、40代~50代はWEB・アプリ、60~70代はテレビがトップに

生活情報はかつて、テレビや雑誌、新聞または折込チラシ、あるいはラジオなどから入手していた。インターネットが登場したばかりの頃は、検索によって生活情報を入手する手段が増えたものの、まだまだマスメディアの影響は大きかった。だが今は、SNSから生活情報を得ている人も多いのではないだろうか。メディア利用動向についての調査結果から、実際のところを紹介しよう。

モバイル社会研究所が、2024年1月にスマホ・ケータイ所有者のメディア利用動向について調査を実施した。調査対象は全国15歳~79歳の男女6,440人で、スマホ・ケータイ所有者が週1回以上アクセスし、日常的に生活情報(趣味やお買い得情報など)を得ているメディアについて、毎年調査している。

その結果を見ると、「テレビ」(43.7%)の利用が横ばいながらも最も多く、次いで「Webサイト・アプリ」が41.7%、「SNS」が39.8%と4割近くで拮抗している。「新聞」(17.0%)、「ラジオ」(9.2%)はどちらも減少傾向が止まっていない。

年代別に見ると、生活情報の入手手段の違いが顕著だ。10~30代は「SNS」が最多で、約6割~7割となっており、「Webサイト・アプリ」と「テレビ」が3割~4割程度、「新聞」「ラジオ」が1割程度だ。これが40代・50代になると様相が変わり、Webサイト・アプリとテレビ、SNSが4割近くで拮抗。さらに60代・70代はテレビが最も高く5割近くとなっている。年代によってこれほど入手手段が変わってくるとなると、情報の発信側はさまざまなメディアで情報発信する必要があるといえるだろう。

生活情報を得ているSNSを、さらに詳しく調査した結果を紹介しよう。「Instagram」が38.1%、「X」が35.9%と二大巨頭となっており、「Tik Tok」(22.4%)、「LINE」(16.4%)、「Facebook」(15.5%)が続いている。この傾向は2023年から変わっておらず、インスタグラムとXの利用人気は当分続きそうだ。