その乾電池、使っても大丈夫? 種類で異なる「使用期限」に注意

AI要約

乾電池には様々な種類があり、保管時に自己放電が起こり電力が失われる。使用推奨期限はメーカーや種類によって異なる。

マンガン乾電池の使用推奨期限は約2年であり、アルカリ乾電池は約5年が目安。最近では10年間使用できる製品もある。

使用推奨期限を過ぎた乾電池は慎重に処分する必要がある。

その乾電池、使っても大丈夫? 種類で異なる「使用期限」に注意

アルカリ、マンガン、ボタンに角形...などなど、さまざまな種類がある「乾電池」。種類や形が違えば特性も違うもの、使用される電化製品や用途も変わってきます。

乾電池を長期間保管すると、製造直後に保有していた電力が化学反応により徐々に失われていきます(自己放電)。ある程度自己放電が進むと、電化製品にセットしても動かないなど電圧低下による不測の事態が生じかねず、液漏れなどのトラブルもありうるため、乾電池メーカーは使用推奨期限を設けているのです。

そして使用推奨期限にも違いがあります。乾電池メーカーにより多少の差はあるものの、一般的な傾向としてマンガンよりアルカリのほうが使用推奨期限は長く、マンガンでは製造年月日から約2年、アルカリでは約5年がひとつの目安となっています。近年では使用推奨期限が10年という製品も販売されているので、購入する際には手にとって確認しましょう。

なお、使用推奨期限を過ぎた乾電池をそのまま捨ててはいけません。使用済み乾電池と同様に、+極と-極それぞれにテープを貼るなどして絶縁したうえで、居住している自治体が定める方法により処分しましょう。