「Acrobat」を更新したらPDFが“読めなくなった”との声多数 ~Adobeが原因調査中
Adobe Acrobatのアップデートでレイアウトが崩れる問題が発生
32bit版および64bit版のv24.002.21005で発生し、文字が小さくなるなどの現象が起こる
現在原因を調査中で、トラブルが起きた場合はWebブラウザーで再作成を推奨
米Adobeは8月21日(現地時間、以下同)、「Adobe Acrobat」をアップデートすると、ドキュメントの文字が小さくなるなどレイアウトが崩れて表示される問題が発生していることを明らかにした。
問題の影響を受けるのは、32bit版および64bit版の「Adobe Acrobat」v24.002.21005(8月13日リリース)。他社製品で作成されたPDFドキュメントを開いた際に発生するようで、v24.002.20991以前のバージョンでは問題なく表示されたにもかかわらず、アップデート後に以下の現象がみられることがある。コミュニティサイト「Adobe Community」には「読めなくなった」との声が複数寄せられている。
・極端に文字が小さくなる
・極端に文字が大きくなる
・文字が重なる
同社は現在、問題の原因を調査中。トラブルが発生した場合は当該PDFドキュメントを「Microsoft Edge」などのWebブラウザーで開き、「Adobe PDF」印刷機能で新規にドキュメントを作り直すのがよいようだ。