「DaVinci Resolve 19」が正式公開 ~、ARM64 Windowsバイナリを追加、AI機能が拡充

AI要約

豪Blackmagic Designは最新版「DaVinci Resolve 19」を公開し、ARM64 Windowsバイナリの追加やAIツールの強化など100種類以上の機能がアップグレードされた。

「DaVinci Resolve」は動画編集からオーディオポストプロダクションまで一元管理可能なムービーエディターで、初心者からプロまで幅広く使える。

対応OSはWindows/Mac/Linuxで、上位版「DaVinci Resolve Studio」ではさらに高度な機能を利用できる。

「DaVinci Resolve 19」が正式公開 ~、ARM64 Windowsバイナリを追加、AI機能が拡充

 豪Blackmagic Designは8月22日(現地時間)、「DaVinci Resolve」(ダビンチ・リゾルブ)の最新版「DaVinci Resolve 19」を公開した。2022年7月以来、約2年ぶりのメジャーバージョンアップとなる。

 「DaVinci Resolve」は動画の編集やカラーコレクション、VFX、モーショングラフィックス、オーディオポストプロダクション(仕上げ作業)をひとつにまとめたムービーエディター。初心者にもわかりやすいインターフェイスとプロフェッショナルも満足できる多機能性を兼ね備えており、無償のビデオ編集ツールのなかではもっともパワフルなものの1つだ。対応OSはWindows/Mac/Linux。上位版「DaVinci Resolve Studio」(税込み49,980円)へアップグレードすれば、より高度な機能を利用できる。

 「DaVinci Resolve 19」の目玉は、ARM64 Windowsバイナリの追加だ。エミュレーションを介さずネイティブ実行できるので、Qualcomm製の最新SoC「Snapdragon X Elite」のポテンシャルを引き出せる。

 また、「DaVinci Neural AI Engine」ツールを搭載するなど、100種類を超える機能がアップグレードされた。新しいAIツールにはテキストベースのタイムライン編集、音楽のリミックス、会話音声の分離、「UltraNR」ノイズ除去などが含まれる(一部機能は有償)。そのほかにも、対応コーデックの拡充やハードウェア活用によるパフォーマンス改善などが行われている。

ソフトウェア情報

「DaVinci Resolve」・【著作権者】

Blackmagic Design Pty. Ltd.

・【対応OS】

Windows 10以降

・【ソフト種別】

フリーソフト

・【バージョン】

19(24/08/22)