Qualcomm、手頃なAIスマホを実現する「Snapdragon 7s Gen 3」
AI要約
Qualcommは手頃な価格のスマートフォン向けに優れたAI体験を実現する新プロセッサを発表した。
Snapdragon 7s Gen 3は、7シリーズの特徴を受け継ぎながらも、性能を抑えて価格を抑えた製品である。
新プロセッサはCPU性能が20%向上し、AI性能は30%以上向上した一方で、電力消費は12%低減したとされている。
Qualcommは20日(現地時間)、手頃な価格のスマートフォンで優れたAI体験を実現するというプロセッサ「Snapdragon 7s Gen 3」を発表した。
同じ数字の製品よりも性能を抑えてより廉価になる「s」セグメントの最新製品で、7シリーズの特徴を受け継いだという。CPUは8コアのKryoで、プライムコアが1基で最大2.5GHz駆動、高性能コアが3基で最大2.4GHz駆動、省電力コアが4基で最大1.8GHz駆動。GPUはAdreno、NPUはHexagonとなっている。
同社によれば、従来の「Snapdragon 7s Gen 2」と比較して、CPU性能は20%、GPUは最大40%、AI性能は30%以上向上した一方で、全体的な電力が12%低減したという。
カメラはトリプル12bit ISPを内蔵し、2,100万画素のトリプルカメラ、3,200万画素+2,100万画素のデュアルカメラ、もしくは6,400万画素のシングルカメラに対応。通信面では、下り最大2.9Gbpsの5G、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4+LEをサポートする。
