「WSL2」のカーネルが「Linux 5.15 LTS」へ巻き戻される

AI要約

米Microsoftは8月11日にWSLの最新プレリリース版v2.3.17を公開。

Linuxカーネルのバージョンがv5.15.153.1-2へと戻され、不具合が見つかったため「Linux 5.15 LTS」が採用される。

その他、mDNSトラフィックの受信を許可するファイアウォールルール追加や不具合の修正などが行われている。

「WSL2」のカーネルが「Linux 5.15 LTS」へ巻き戻される

 米Microsoftは8月11日(日本時間)、「Windows Subsystem for Linux」(WSL)の最新プレリリース版v2.3.17を公開した。現在、「GitHub」のプロジェクトページから無償でダウンロード可能。

 本バージョンでは、Linuxカーネルのバージョンがv5.15.153.1-2へと戻された。7月のアップデートで「Linux 6.6 LTS」にアップグレードされたばかりだったが、不具合が見つかったようで、デバッグの間「Linux 5.15 LTS」が用いられるとのこと。

 そのほかにも、mDNSトラフィックの受信を許可する「Hyper-V」ファイアウォールルールを追加、「Windows SDK」(バージョン 26100)や「Microsoft.Windows.ImplementationLibrary」ライブラリの更新、不具合の修正などが行われている。