「ペイント 3D」がとうとう非推奨に ~2024年11月4日日以降、ストアからも削除

AI要約

米Microsoftは、ペイント 3Dを非推奨とし、11月4日以降Microsoft Storeから削除されると発表した。

ペイント 3DはWindows 10に導入されたが、2D画像編集の需要が高く、代替が進まなかったために今回の措置となった。

代替として、2D画像編集にはペイントアプリ、3Dコンテンツ表示には3D Viewerが挙げられている。

「ペイント 3D」がとうとう非推奨に ~2024年11月4日日以降、ストアからも削除

 米Microsoftは8月13日(現地時間、以下同)、「ペイント 3D」を非推奨とすると発表した。11月4日以降「Microsoft Store」から削除されるとのこと。すでにインストール済みの場合は利用を継続できるが、アップデートの提供はなくなくなる。

 「ペイント 3D」は、「Windows 10 バージョン 1703」(Creators Update)で導入されたペイントアプリ。マジック選択や被写体の切り抜き、3Dモデル編集など、当時の無料アプリとしては先進的だった機能を多く備えており、Microsoftも「ペイント」アプリを一時非推奨として置き換えを進めていた。

 しかし、2D画像の編集で「ペイント」アプリに根強い支持があったこと、一方で3D画像の編集には期待したほどの需要がなかったことから、代替は進まなかったようだ。2019年には「ペイント 3D」アプリと連携可能な3Dモデルの共有サイト「Remix3D.com」を閉鎖するなど、機能の縮小が進んでいた。Windows 11では「ペイント」アプリが刷新され、再び標準ペイントアプリの地位を占めている。

 同社は非推奨となった「ペイント 3D」アプリの代替として、2D画像の表示・編集に「ペイント」アプリを、3Dコンテンツの表示には「3D Viewer」を挙げている。