チエル、端末稼働状況の可視化に適したダッシュボードを提供

AI要約

チエル株式会社は、Webフィルタリングツール「InterCLASS Filtering Service」において、GIGA第2期に求められる「端末の活用状況の可視化」に適したダッシュボードを2024年8月より提供することを発表した。

同ソリューションを通して、端末の活用状況やWebフィルタリングの規制情報、文部科学省が提唱する「教育DXに係るKPI(重要業績評価指標)の方向性」などのデータを可視化する。

これまで、管理コンソールから抽出した生データのままでは、欲しい情報がすぐに見つからない、データ分析に時間がかかるという課題があった。

チエル、端末稼働状況の可視化に適したダッシュボードを提供

チエル株式会社は、Webフィルタリングツール「InterCLASS Filtering Service」において、GIGA第2期に求められる「端末の活用状況の可視化」に適したダッシュボードを2024年8月より提供することを発表した。同ソリューションを通して、端末の活用状況やWebフィルタリングの規制情報、文部科学省が提唱する「教育DXに係るKPI(重要業績評価指標)の方向性」などのデータを可視化する。

「InterCLASS Filtering Service」は、ChromeOSに特化したWebフィルタリング専用システム。WebフィルタリングのログをGoogleが提供するBigQueryと無料のLooker Studioを利用したダッシュボード経由でスムーズに活用できる。Google管理コンソールと比べてログデータの長期間保存が可能で、経年変化の確認がしやすく、ペタバイト級の膨大なデータを数秒で表示するという。

これまで、管理コンソールから抽出した生データのままでは、欲しい情報がすぐに見つからない、データ分析に時間がかかるという課題があった。そこで、学校や教育委員会、自治体などの関係者が必要となるデータについて、過去100日分のログを45種類以上のダッシュボードで可視化できるようにした。

また、学校や教育委員会から「児童生徒の危険行動を可視化し、早期発見・課題解決につなげるツールを探している」という要望が寄せられており、児童生徒の危険行動を可視化し、セキュリティレポートとしてそのまま報告可能なダッシュボードも複数用意したという。

例えば、「最近休みがちな児童生徒のサイトの閲覧状況を知りたい」という場合は「アクセス履歴(ユーザー別)」ダッシュボードでサイトの閲覧状況を確認できる。さらに「検索安全性チェック散布図」のダッシュボードを利用すると、危険な検索行動をする児童生徒を特定しやすくなる。

文部科学省の「1人1台端末の利活用に係る計画」のKPIでは、「デジタル教科書を実践的に活用する学校の率」を2028年度までに100%とすることが設定されている。「デジタル教科書(活用率)」のダッシュボードを利用すれば、「デジタル教科書を実践的に活用している学校の率」や「児童生徒が自分で調べる場面において1人1台端末を週3回以上使用させている学校の率」などを把握できる。

GIGA第2期の整備において、文部科学省は「端末の稼働状況を把握できる機能の具備」を求めている。同社は、児童生徒が利用する端末の稼働状況をMDMやWebフィルタリング、学習支援システムなどのログデータなどから客観的に把握しやすくするため、各種ダッシュボードの提供を実施するとしている。