8月になっても無料開放されないGoogle「ダークウェブ レポート」、日本ではしれっと延期に

AI要約

Googleが有料メンバーシッププラン「Google One」加入者向けに提供していた機能「ダークウェブ レポート」の無料開放が延期された件について報告。

「ダークウェブ レポート」は個人情報の漏えいをチェックしてくれる機能で、早く提供されることが望まれている。

さらに、「あなたに関する検索結果」との統合も予定されているが、日本でのサポート状況については不透明。

8月になっても無料開放されないGoogle「ダークウェブ レポート」、日本ではしれっと延期に

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 Googleが有料メンバーシッププラン「Google One」加入者向けに提供していた機能「ダークウェブ レポート」はどうなったのでしょうか。

 弊誌でも報じた通り、「ダークウェブ レポート」は7月下旬以降より「Google One」に加入しなくても全ユーザーが利用できるようになると発表されていました。しかし、8月になっても無料開放は行なわれていません。どうやら延期になってしまった模様です。

 「ダークウェブ レポート」は、ユーザーの個人情報がダークウェブで売買されているかどうかを手軽にチェックしてくれる機能。ユーザーがプロフィールに追加した名前、住所、電話番号、メールアドレス、Social Security Number(SSN)、ユーザー名、パスワードをもとにダークウェブ上のデータをチェック、情報の漏えいがあった場合には個人情報を保護するための推奨事項が記載されたレポートをメールで通知してくれる、というものです。

 以前、Google One公式ヘルプサイト内に記載されていた内容では、無料開放時期は「2024年7月下旬以降」と明記されていましたが、現在、同ページを確認してみると、いつの間にかその部分が「まもなく」に変更されています。

 もともとの表記も実施時期が明確に示されていたわけではありませんが、さらに曖昧になってしまった感は拭えないです。KADOKAWAグループへのランサムウェア攻撃をはじめとして、サイバーセキュリティの危機意識が高まっている中なので、早くて8月中か、あるいは今年中には利用できるようにしてほしいところですね。

 また気になるのは、「ダークウェブ レポート」は、検索結果から自分の連絡先情報を含む結果を探して削除できる新ツール「あなたに関する検索結果」と統合されることも発表されていましたが、現在「あなたに関する検索結果」にアクセスしてみると「お客様の地域ではまだサポートされていません」との表記が……。まさか日本だけ対象外なんてことはないですよね。