KADOKAWAが「25万人超の個人情報漏洩」を公表。6月にランサムウェア被害、初めて被害規模が判明

AI要約

KADOKAWAは8月5日に、6月8日に発生したランサムウェア攻撃によるシステム障害で25万4241人分の個人情報が漏えいしたことを公表した。

漏えいした個人情報にはニコニコ動画の取引先や学校関係者の情報が含まれており、社内文書も漏えいしている。

川上量生氏は過去の発信を訂正・謝罪し、フィッシング攻撃が障害の原因であると述べた。

KADOKAWAが「25万人超の個人情報漏洩」を公表。6月にランサムウェア被害、初めて被害規模が判明

KADOKAWAは8月5日、6月8日に発生したランサムウェア攻撃による大規模なシステム障害について、個人情報漏えいに関する具体的な被害規模を初めて公開した。

リリースによると、現時点で確認されている漏えいした個人情報は社内・社外の情報を合わせて25万4241人分。

社外情報としては、ニコニコ動画を運営するドワンゴの取引先(クリエイターや個人事業主)や、N中等部、N高等学校、S高等学校の在校生、卒業生、保護者、出願者、学校法人角川ドワンゴ学園の一部の元従業員の情報が含まれる。

社内情報としては、ドワンゴの全従業員および関連会社の一部の従業員が含まれている。

個人情報以外にも、ドワンゴの一部の取引会社との契約書や、法務関連などの社内文書も漏えいしている(件数は非公開)。

KADOKAWA取締役で角川ドワンゴ学園理事の川上量生氏は同日、自身のXアカウントで本件に関する投稿を公開。

過去に主張していた角川ドワンゴ学園へのサイバー攻撃の影響はない、との発信について訂正・謝罪した。

なお、KADOKAWAは今回のシステム障害の発生原因について「フィッシングなどの攻撃により従業員のアカウント情報が窃取されてしまったこと」としている。