アマゾン、「Echo Show 8(第3世代)」国内発表--複数人で使えるリビング向けモデル

AI要約

アマゾンジャパンは新型のEcho Show 8(第3世代)の販売を開始。空間オーディオ技術や自動調節機能などのアップデートを施し、リビング向けのユーザーに向けて機能強化を図っている。

Echo Show 8は、8インチディスプレイを搭載し、音質やビデオ通話機能、スマートホーム操作など多彩な機能を備えている。

新モデルは従来のEchoシリーズと比較して家族での使用を重点に置いており、日本市場においてディスプレイ付きモデルの需要が高まっていることを踏まえて開発されたとされる。

アマゾン、「Echo Show 8(第3世代)」国内発表--複数人で使えるリビング向けモデル

 アマゾンジャパンは8月1日、「Echo Show 8(第3世代)」の国内での販売と出荷を開始したことを発表した。

 販売価格(税込)は2万2980円で、「チャコール」「グレーシャーホワイト」の2色を「Amazon.co.jp」や家電量販店などで販売する。

8インチディスプレイのEcho Show新モデル

 今回発表したEcho Show 8(第3世代)は、音声アシスタント機能「Alexa」を搭載するスマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズの新モデル。本体サイズが高さ約139mm×幅200mm×奥行き106mm、重さが約1034g。米国で2023年10月に発表された製品と筐体は同一のものとなる。

 前モデルからのアップデートとして、空間オーディオ技術を搭載。部屋の音響を分析し、設置場所に合わせて音質を最適化するという。

 プロセッサーも強化し、8インチのタッチディスプレイの反応を改善。対応する通信規格は「Thread」「Matter」に加えて新たに「Zigbee」を追加した。

 また、従来モデルでは右側に設置していた1300万画素のカメラの搭載箇所を、本体中央に変更。自動フレーミング機能とノイズ低減技術も搭載し、より自然で快適なビデオ通話ができるという。

 デバイスで表示する内容をユーザーとの距離に合わせて最適化する自動調節機能も追加。部屋の中でデバイスから離れていている時は遠くからでも見やすいコンテンツを表示し、近づくと自動でより詳細な表示に切り替えるとしている。

新Echo Showはリビング向けに機能強化

 アマゾンは、EchoシリーズとしてEcho Show 8のほか、7月に発表した「Echo Spot(2024年発売)」、2023年に発表した「Echo Show 5(第3世代)」などを展開している。その中でも今回発表したEcho Show 8は、リビングなどの数名が集まる場所向けのモデルだ。

 アマゾンジャパン Amazonデバイス事業 Amazon Echo事業部・スマートホーム事業部 部長を務める宮澤一聡氏は、「2020年と2024年のEchoシリーズの利用率を調査したところ、音楽を聴く、アラームやタイマーをセットする、時間を確認する、といった『基本』機能の利用率はほぼ差がない一方、ビデオ通話やスマートホームの操作、スマートフォンのAlexaアプリから家に連絡を入れるといった高度な『発展』機能は大きく伸びた。また、日本はディスプレイ付きのモデルが伸びていることも特徴だ。(今回発表した)新モデルは少し離れた距離から(人物を)視認でき、広い空間でも音の広がりがある高音質なスピーカー、カメラを通じたビデオ通話、外出先からスマホのAlexaアプリで部屋の様子の確認、スマートホームの操作もできる。非常にバランスの取れた、家族での使用をお勧めできるモデル」と、新モデルの特徴と強化した機能の背景を説明した。

Amazonニュース