生徒の個性が爆発!生成AIを活用した探究学習の発表会を開催

AI要約

Loohcs株式会社が運営するLoohcs高等学院で生成AIをテーマにした学期末発表会が開催された。

生徒たちはChatGPTや生成AIを活用し、架空鉄道路線図や曲の自動生成、写真拡張など多彩なプレゼンを行った。

後藤氏は生成AIを使ったプレゼンの重要性を強調し、Loohcs高等学院の創造性重視の教育方針を紹介した。

生徒の個性が爆発!生成AIを活用した探究学習の発表会を開催

Loohcs株式会社は、同社運営の通信制高校「Loohcs高等学院」にて「生成AI」をテーマにした探究学習の学期末発表会を開催した。

Loohcs高等学院では、7月20日に2024年度第1学期末発表会が行われた。同発表会は、生徒たちがその学期で学んだことを生かし、プレゼンテーションを行う場として設けられている。

今回は「今までやってみたかったけど、できなかったあんなこと。今ならできる気がする、そう、ChatGPTとならね。」と題し、ChatGPTをはじめとする生成AIを活用した発表が行われた。

幼少期から架空の鉄道を考えることが好きだった生徒は、生成AIを利用した架空鉄道「世北線」の路線図を発表。東京西側の南北をつなぐ路線で、ロゴやカラーコードも丁寧に作りこまれている。停車駅を見ると、利便性と実益性を兼ねた路線計画にも思える。

発表時は、鉄道社員風の服装に社員証を掲げ、「多摩川都市鉄道株式会社取締役」としてプレゼンを実施した。

曲のコードを自動で生成するアプリを使って、いまだに演奏されていないと思われる曲を弾き語りした生徒もいた。

「場所の情感を拡張する」をテーマとして、自分が撮った風景写真を写真・動画生成AIでコラージュ・拡張した生徒は、「自分があえて映り込ませたものを不純物としてAIが排除した。意図的なものをくみ取る力はまだないのだろう」と言語化している。

Loohcs高等学院の講師である後藤氏は、「ChatGPT単体ではそれほど役に立たないが、どのような生成をしたいか試行錯誤することでプレゼンのクオリティが変わってくる。生成AIと戯れながら、自分の魂の輝きを信じて、少しずつ自分や自分を取り巻く社会と向き合ってください」と講評した。

Loohcs高等学院では、「学校を問い続ける学校」をコンセプトとして、創造性と学びを重視した教育を提供している。生徒たちが自分の考えや成果を自由に発表することで、成長を促しているという。