Apple、セキュリティアップデートを実施 ~iOS、macOS、watchOS、tvOS、visionOSなどが対象

AI要約

Appleは7月29日にセキュリティアップデートを実施し、iOS、iPadOS、macOS、watchOS、tvOS、visionOSなどに多くの脆弱性が修正された。

アップデート内容として、各バージョンごとに修正された脆弱性の数が示され、悪用の報告は現時点ではないということが述べられている。

具体的には、アプリのプライバシー設定を迂回できる問題や悪意のあるファイルを読み込むとアプリがクラッシュする不具合、機密情報にアクセスできる欠陥などが修正されたと記されている。

Apple、セキュリティアップデートを実施 ~iOS、macOS、watchOS、tvOS、visionOSなどが対象

 米Appleは7月29日(現地時間)、セキュリティアップデートを実施した。「iOS 17.6」「iPadOS 17.6」のほかにも、旧バージョンのiOS/iPad OS、macOS、watchOS、tvOS、visionOSなどが対象となっている。

・iOS 17.6 and iPadOS 17.6:35件

・iOS 16.7.9 and iPadOS 16.7.9:26件

・iOS 15.8.3 and iPadOS 15.8.3:CVE番号が割り当てられた脆弱性はなし

・macOS Sonoma 14.6:69件

・macOS Ventura 13.6.8:45件

・macOS Monterey 12.7.6:41件

・Safari 17.6(macOS Monterey/Ventura):9件

・watchOS 10.6:29件

・tvOS 17.6:19件

・visionOS 1.3:19件

 アプリがプライバシー設定を迂回できる問題、悪意のある細工が施されたファイルを読み込むとアプリがクラッシュする不具合、アプリが本来アクセスできないはずの機密情報にアクセスできてしまう欠陥、カーネルのクラッシュや情報漏洩など、多くの脆弱性が修正されている。ただし、現在のところ、いずれも悪用の報告はないようだ。