ちょっと高い? 倉庫の荷物運びロボットの時給は30ドル
Digitは、高時給で働くアメリカのロボット従業員についての記事です。
Digitは、24時間稼働可能で労働環境や給与に関するコストがかからない利点があります。
時給30ドルは高いと感じる人もいるが、様々なコストが含まれていることを考慮する必要がある。
いくら払ったら働いてくれるの?
ダチョウの脚のような下半身から開発が始まり、配達用に上半身が付いたAgility Robotics(アジリティー・ロボティクス)の人型ロボ「Digit」。現在はAmazonの倉庫などで荷物の移動などをしています。
米国のGXOロジスティクスで働く「Digit」は、カゴを抱えて忙しく動き回っています。
さてこのロボット従業員、機能全部盛りのフル装備で、その時給は30ドル(約4,600円)と結構なお値段。日本の最低賃金の平均1054円からすると、Digitはその4倍の時給。
ロボットは充電の限り昼夜問わず稼働できますし、ストや春闘も起こりません。
またアメリカの給与水準を考えると、労働環境の整備とか事務処理とか、「人間だからかかるコスト」がいらないわけで、そう考えると意外とアリかもしれませんね。
30ドルにはレンタル料の他に、システム維持・管理費も含まれるでしょうし、クラウドベースの自動化プラットフォーム運営費も含まれます。
それらを踏まえても、単純作業に時給30ドルはどうなんでしょう? 高すぎ?
Source: YouTube, Agility Robotics (1, 2), THE ROBOTREPORT