グーグル、生成AI「Gemini 1.5 Flash」の提供を開始 応答の高速化など

AI要約

グーグルはGemini 1.5 Flashの提供を開始し、40以上の言語と230以上の国や地域で利用可能になる。Geminiは無料版のアップグレードで、品質向上や待ち時間の改善が図られている。

Gemini 1.5 Flashでは推論と画像理解の改善が特にアピールされ、トークンの拡大やデータファイルの分析にも対応する。また、直接ファイルをアップロードできる機能が追加される予定となっている。

さらに、ハルシネーション対策として、特定の国における英語の質問への回答に追加情報が表示され、ユーザーは詳細を調べるためのWebサイトにアクセスできるようになる。

グーグル、生成AI「Gemini 1.5 Flash」の提供を開始 応答の高速化など

 グーグル(Google)は、生成AI「Gemini 1.5 Flash」の提供を開始した。Geminiの無料版のアップグレードというかたちで、すべてのユーザーに提供される。対応言語は40以上、提供される国や地域は230以上となる。

 Gemini 1.5 Flashでは品質向上や待ち時間の改善が実現し、グーグルでは特に推論と画像理解における改善をアピールしている。また、トークンが4倍の32Kに拡大され、より長いやり取りや複雑な質問に対応する。

 Google Driveやデバイスから直接ファイルをアップロードできる機能も、間もなく追加される予定。加えて、データファイルの分析にも対応する予定となっている。

 誤った情報をまるで事実であるかのように表示する「ハルシネーション」への対策として、特定の国における英語での質問に対し、回答の中に追加情報が表示されるようになった。段落の最後に表示されているチップをクリックすると、さらに詳しく調べるためのWebサイトが表示される。

 来週には、世界各国の10代のユーザー向けに、40以上の言語でGeminiへのアクセスが拡大される予定。国によって異なるが、グーグルのアカウントを自分で管理できるとされる年齢に達したユーザーは、Geminiにアクセスできるようになる。