日本初の社会風刺コントチャンネルが今の“Twitter”を実写化したら…→「よくできてるわ」と話題に
日本初の社会風刺コントチャンネル「スケッチブック」が、Twitterを実写化した動画を投稿し話題となっている。
動画では、リアルで言いにくいことをSNS上では平気で言う人々を風刺し、その反応を描いている。
活動を始めた経緯や撮影方法、制作の裏側なども紹介されており、興味深い内容となっている。
これは気持ちわかるわ……! 思わず共感してしまう動画が話題です。
日本初の社会風刺コントチャンネル「スケッチブック」。スケッチブックの公式X(旧Twitter)アカウントが7月14日、『今のTwitterを実写化したら、地獄絵図になった件』というタイトルの動画を投稿したところ、2.4万件を超える「いいね」が集まりました。
リプライ欄には、「これ、よくできてるわ」「ちゃんとゾンビも再現してるのわかってて草」「続編に期待w」などのコメントが寄せられています。
1組の男女がベンチに腰かけ、ディズニーシーの新エリアを話題に話しているところから始まるこの動画。
女性が「でもさ、新しいアトラクション乗るのに別料金を取るんでしょ?」「昔はもっと気軽にディズニー行ってたんだけどー」「最近は、お金がないと満足に楽しめないよね……」と口にすると、地響きとともに男女に向かって集団が走ってきます。
集団の一人が女性の前に立ち止まって「わー分かる!」
と言って去ると、もう一人が「でもランドは空いてますよ?」
と言い、女性は思わず「そんな話はしてないんですけど……」
と困惑した様子。
人々が続々と女性の前に何かしらのコメントしていくと、集団の後ろから「あぁぁ……」「うぅぅ……」とうめき声を上げるゾンビたちが現れました。
ゾンビたちは、手元に猫などの動物の写真とTwitterの青い認証バッジを持って、前を走っていた人々のコメントを口にしています。
一瞬の出来事に驚きを隠せていない男女。互いの顔を見合わせ、男性が「Threads行く?」と言ったところで、幕が閉じました。
――こちらの動画を撮影し、SNSに投稿しようと思った経緯を教えてください。
「昔からインターネットはそういう場所だったかもしれませんが、特にSNS全盛期の昨今は見ず知らずの人に対して、リアルでは絶対に言わないような事を平気で言う人たちが増えてきているような気がしています」
「『画面の向こう側にも人がいる』という事を改めて可視化して伝えたら、面白いんじゃないかと思い、今回制作しました」
――TaiyakiさんはYouTubeなどのSNSで日本初の社会風刺コントチャンネル「スケッチブック」の座長として活躍されていますが、いつごろからこの活動を始められたのでしょうか?また、普段はどのような方法で動画のネタを探したり、撮影したりしているのでしょうか?
「2020年の6月にチャンネルを開設しました。普段はトレンドやニュースを漁ってネタを何とか捻り出していますが、知人との何気ない雑談から生まれるネタもあります」
「撮影は月に1回スタッフとキャストを雇って複数本のコントを撮影し、週に一本編集して公開していますが、時間がなかったり仕事で忙しい時は奥さんにカメラを頼んで自分一人で出演することもあります」
――「今のTwitterを実写化したら」の動画撮影で工夫したことや、大変だったことを教えてください。
「テンポ感をとても大事にしました」
「また、『インプレゾンビ』のメイクも力を入れたかったので、今回ヘアメイクさんがとてもよく作ってくれたと思います」
「キャストの皆さんの演技が素晴らしく、本番中も笑いが堪えきれず何回もNGを出して撮影が進まなかったのは大変でした」
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Taiyakiさんは「どのネタも好きなので、一番を決めるのは難しいですが」としながらも、イチオシ動画について話してくれました。
その動画とは、昨年撮影した『もしも白雪姫の世界にChatGPTがあったら』というもの。
「トレンドをうまく『白雪姫』の世界に落とし込めたと思いますし、カメラマンが映画のように美しく撮ってくれた撮影も是非観てほしいです」とコメントしています。