NTTデータ バリュー・エンジニアとflaroが連携、飲食店向け経営管理クラウドのデータ分析機能を強化

AI要約

株式会社NTTデータ バリュー・エンジニアと株式会社flaro(フラーロ)が連携し、飲食店の経営管理プラットフォーム「FLARO」に新機能を提供開始した。

「FLARO」は飲食店向けのクラウド型経営管理プラットフォームであり、自動集計やAI予測による売上予想、顔認証打刻による勤怠管理などが可能。

新たな機能として、データ分析技術を活用した「店舗スコアリング」や「売上需要予測」、他のクラウドサービスとの連携による食材費管理などが提供され、今後は生成AIを活用した店舗支援機能も予定されている。

NTTデータ バリュー・エンジニアとflaroが連携、飲食店向け経営管理クラウドのデータ分析機能を強化

 株式会社NTTデータ バリュー・エンジニアは23日、株式会社flaro(フラーロ)が提供する飲食店の経営管理プラットフォーム「FLARO」にデータ分析領域で連携し、新機能を提供開始したと発表した。

 flaroが提供している「FLARO」は、勤怠から、日次決算、人事まで、店舗に関わる情報を一元的に管理・分析可能な、飲食店向けのクラウド型経営管理プラットフォーム。売上や仕入情報を自動集計し、AI予測で未来の売上を予想するとともに、売上目標を自動で分析できるという。また、顔認証打刻で勤怠を管理することにより、手入力での間違いや打刻漏れのリスクを軽減し、データの統一性や正確性を確保可能とのこと。

 今回はflaroとNTTデータ バリュー・エンジニアがデータ分析領域で連携することにより、この「FLARO」が強化された。具体的には、データクレンジング、データプレパレーション、データアナリシス技術を用いて、重点管理項目をユーザーが自由にカスタマイズし、店舗評価を行える「店舗スコアリング」、AIによって月中に月末の売上予測を導き出す「売上需要予測」、経営管理資料構築の効率化に役立つ「セルフBI」――の3機能を新たに提供する。

 さらに、調達・棚卸しの別のクラウドサービスのデータと連携することで、食材費の実際原価を管理可能になるなど、これまで以上に、飲食店経営に関わる幅広い業務のサポートを行えるとした。

 なお今後は、生成AIを用いた店舗支援機能の提供を計画しており、2024年度中のβ版サービス開始を予定するとしている。