ハニーズHDの2024年5月期EC売上高は11.4%増の61億3300万円。2025年5月期は7.4%増の72億円を計画

AI要約

ハニーズホールディングスの2024年5月期におけるEC売上高は前期比11.4%増の61億3300万円であった。EC化率も前期比0.8ポイントアップの10.8%に上昇した。

2025年5月期はEC事業の強化を進め、EC売上高を前期比17.4%増の72億円に伸ばす計画である。さらなるWeb広告やSNSの活用、顧客基盤の拡大に注力する。

ハニーズホールディングスは、25~45歳をターゲットにした「グラシア」、10~50歳代をターゲットにした「シネマクラブ」、15~30歳をターゲットにした「コルザ」などのブランドを展開している。

婦人服などの製造販売を手がけるハニーズホールディングスの2024年5月期におけるEC売上高は、前期比11.4%増となる61億3300万円だった。連結売上高は前期比3.1%増の565億7100万円で、EC化率は前期比0.8ポイントアップとなる10.8%に上昇した。

(キャプション)2025年5月期はOMO戦略など強化しEC売上高72億円を目指す(画像はハニーズHDのIR資料からキャプチャ)

自社ECサイトのパフォーマンス改善やユーザビリティ向上に注力したほか、Web広告やSNSを活用した積極的な販促活動を展開。EC売上高に占める自社ECサイトの売上比率は約6割となり、事業成長を牽引した。「店舗受取」の利用も順調に推移しているという。

2025年5月期はEC事業のさらなる強化を進める予定で、リアルとデジタルを融合させるOMO実現に向けたサービスとユーザーの利便性向上をめざす。引き続きWeb広告をSNSを有効活用して顧客基盤の拡大を進めるほか、ECと実店舗の相互利用・相互送客の拡大を推進する。マーケティングツールの導入など積極的な投資で、サイト回遊率や購入への転換率の向上を図るとしている。

2025年5月期のEC売上高は前期比17.4%増となる72億円を計画。EC化率は前期比1.4ポイントアップの12.2%をめざす。

ハニーズホールディングスでは、25~45歳をターゲットにした「グラシア」、10~50歳代をターゲットにした「シネマクラブ」、15~30歳をターゲットにした「コルザ」などのブランドを展開している。

2024年5月期の連結売上高は前期比3.1%増の565億7100万円だった。EC事業の伸長や客単価の上昇により増収となった。売上総利益は同2.0%増の340億円9000万円だった。売上総利益率は同0.6ポイント減の60.3%。下期に円安による仕入れコスト増が影響し粗利益が減少した。販管費は同5.3%増の271億1900万円となった。人件費が主な増加要因であると説明している。営業利益は同9.1%減の69億7000万円。経常利益は同9.2%減の72億8100万円となった。当期純利益は同8.6%減の48億7600万円だった。