意外と知らない「ガラホ」は結局、ガラケーなのか? スマホなのか?

AI要約

3G回線の終了に伴いガラケーが姿を消す中、ガラホが注目されている。ガラホはガラケーとスマホの中間で、物理ボタンを持ちながらもAndroid OSを搭載している。

ガラケーは機能の拡張性が低く、通話やメールなどシンプルな機能に特化している。一方、ガラホは外観はガラケーそのものだが、OSや機能は制限されたスマホと言える。

スマホはタッチスクリーンで操作し、アプリのインストールによって機能を自分好みにカスタマイズできる。2024年現在、一般的なモバイル端末として使われている。

意外と知らない「ガラホ」は結局、ガラケーなのか? スマホなのか?

3G回線の終了(ドコモ:2026年3月末終了 au:終了済み。ソフトバンク:石川県以外終了済み)に伴い、近い将来姿を消してしまうガラケー。ガラケーユーザーの受け皿となる端末として、有力なのが「ガラホ」です。しかし、このガラホ。「4G対応したガラケー」なのか「ガラケーに見えるスマホ」なのか、意外とよく分かっていない方もいるのでは?

またガラケーとガラホはほぼ同じ見た目ですが、使用用途も一緒なのでしょうか?ガラホで新しくできるようになったことがあるのか、も意外と分かりづらい点です。今回は意外と分かりづらい「ガラホ」は結局、ガラケーなのか、スマホなのかを解説します。

まずはガラケー、スマホ、ガラホの違いをご紹介します。

結論から言えば「ガラホ」にはガラケーと同じく物理ボタンがあり、折りたためる形となっています。そしてスマホのようにAndroid OSが採用されていますが、インストールできるアプリは限定的なケースが多いです。より具体的にガラホはガラケーやスマホとどのように違うのか、3つの違いを解説します。

■ガラケー

ガラケーは、正確には「フィーチャーフォン」といいます。スマホとのもっとも大きな違いは「OS」と「機能の拡張性」と言えるでしょう。

ガラケーには専用のOSが搭載されており、メーカーが提供する機能以外を追加できません。スマホと比べて拡張性が低いです。またタッチスクリーン搭載はなく、操作は物理的なテンキーや十字キーを使って行います。おもに通話やメールといったシンプルな機能に特化しており、バッテリーの持続時間はスマホやガラホに比べて長いのが特徴です。

■ガラホ

ガラホ(ガラパゴススマートフォン)は、ガラケーとスマートフォンの特徴を組み合わせた日本独自の携帯電話の一種です。

外観はガラケーそのものですが、OSにはAndroidが搭載されています。見た目はガラケー、中身は機能が制限されたスマホと言えるでしょう。

多くのガラホは折りたたみ式で、テンキーや十字キーなどの物理キーとタッチスクリーンの両方で操作が可能です。またガラケーはWi-FiやBluetoothの接続ができない機種が多いですが、ガラホはそれらに対応しているケースがあります。

また、基本的にGoogle Playに対応していないことや、インストールできるアプリが限定されることがあるので注意が必要です。

■スマホ

なおスマホは、言うまでもなく「スマートフォン」の略称。一般的にAndroidやiOSといったOSを搭載しています。操作はタッチスクリーンで行うのが主流で、テンキーなどの物理的なキーは一部の端末を除いてほとんどありません。

ガラケー、ガラホと比べた際の最大の特徴はやはり「アプリのインストールによって機能を自分好みにカスタマイズしやすい」点。多くの方にとって2024年現在、もっとも身近なモバイル端末ではないでしょうか。