“フルリモート”になるとしたら、いくらの年収ダウンまで許せる? 理想の出社頻度は?

AI要約

20代・30代の男女を対象にした働き方に関する調査結果を紹介。

リモートワークに対する年収に関する意識や価値観を明らかにする。

フルリモートと毎日出社の選択における年収と働き方の関係性に注目。

“フルリモート”になるとしたら、いくらの年収ダウンまで許せる? 理想の出社頻度は?

リモートワーク、ワーケーション、副業推進…と、多様な働き方が進む昨今。就活においても「リモートワークが可能かどうか」は、学生からも質問が来る事項だという。では実際に働いている人は、こういった働き方にどんな価値やメリットを感じているのだろうか?今回は20代・30代の男女の実態調査を紹介しよう。

20代・30代に特化したスカウト型転職サイトタレントスクエアは、2,024年6月13日・14日、フルリモート勤務/毎日出社の20代~30代男女1,023人を対象に「働き方×リモートワーク」に関する調査を実施。毎日出社の人に、フルリモートになるとしたらいくらの年収ダウンまで許容できるかという質問を投げかけたところ、「年収が下がるならリモートワークを選ばない」と回答した人が73.5%と最も多く、次いで「年収の1割減」15.6%、「年収の2割減」7.8%と続いた。そもそも年収=報酬は労働の対価であり、どこで働こうと労働の内容が変わらなければ変わらないはずという考え方が若年層には根付いているようだ。

「“週1リモート”になるとしたら、いくらの年収ダウンまで許容できる?」という質問に対しても、「年収が下がるならリモートワークを選ばない」が80.5%と最多、「“週2リモート”になるとしたら、いくらの年収ダウンまで許容できる?」にも、「年収が下がるならリモートワークを選ばない」が77.6%と、頻度に関係なく年収ダウンは回避したい様子が見てとれる。

逆にフルリモート勤務の人は、毎日出社になることと年収アップを天秤にかけた場合どう感じるのだろうか。フルリモートの人に「“毎日出社”の代わりに、いくらの年収アップを希望する?」と質問したところ、「年収の2割以上」が31.6%と最多。続いて「年収がいくら上がっても毎日出社は選ばない」24.2%、「年収の3割以上」16.5%だった。フルリモートから毎日出社になるならば、2割以上の年収アップを望む声が最も多い一方で、年収アップしたとしても毎日出社は無理、と考える人も多く、一度フルリモートを経験してしまうと過去には戻れないようである。