KDDIの「山小屋Wi-Fi」、日本アルプス中心に100カ所で提供

AI要約

KDDIは、Starlinkを活用した「山小屋Wi-Fi」を日本アルプスエリアに展開する。auユーザーは無料で利用可能。

電波が届きづらい山小屋でも、Webの閲覧やSNS利用、キャッシュレス決済が可能に。展開場所は日本アルプスエリアのほぼ7割の山。

料金やpovo2.0との組み合わせプランもあり、ウェザーニューズの協力で天候情報ライブカメラも導入される。

KDDIの「山小屋Wi-Fi」、日本アルプス中心に100カ所で提供

 KDDIは、ワイヤ・アンド・ワイヤレスとともにStarlinkを活用した「山小屋Wi-Fi」を日本アルプスエリアを中心とした山小屋100カ所で展開する。auユーザーは無料で利用できる。

 一般的に電波が届きづらい山小屋でも、Webでの情報収集やSNSの利用、キャッシュレス決済などを利用できるようになる。2023年に始まったサービスで、当初の12カ所から大幅に利用できる場所を拡大し、日本アルプスエリアの百名山およそ7割の山で展開する。設置スケジュールは山小屋ごとに異なる。

 料金は2時間で300円、24時間で600円。auユーザーなら無料で利用できる。オンライン専用料金ブランドの「povo2.0」では通常のデータ通信1GB(30日間)と山小屋Wi-Fiを30日間利用できる1580円/回、または通常のデータ通信300MB(15日間)と山小屋Wi-Fi(24時間)利用できる600円/回のトッピングが用意される。

 このほか、ウェザーニューズの協力で山の天候を確認できるライブカメラを8月以降、蓼科山頂ヒュッテ(長野県)に導入する。ウェザーニューズのアプリやauスマートパスアプリで視聴でき、料金は無料。ライブカメラを設置する山小屋は順次拡大する。