インターステラ、上場は「ZERO打ち上げ後」めざす

AI要約

日本の宇宙ベンチャーであるインターステラテクノロジズは、小型ロケット「ZERO」の打ち上げ後をめざすと発表。

ZEROは2024年度以降に打ち上げを目指し、バイオ液化メタンを燃料とする小型衛星を軌道投入するロケット。

ZEROの打ち上げは北海道大樹町から実施予定で、日本の民間企業による初の衛星搭載可能な液体燃料ロケットの実現となる。

日本の宇宙ベンチャーであるインターステラテクノロジズは7月4日、株式市場への上場について、現在開発中の小型ロケット「ZERO」の打ち上げ後をめざすとの認識を改めて示した。

 ZEROは約100kgまでの小型衛星を軌道投入できるロケットで、2024年度以降の打ち上げを目指している。燃料に牛糞由来のバイオ液化メタンを採用し、狙った軌道にピンポイントで衛星を届けるサービスを構想する。

 ZEROは、すでにサブスケール試験の最終段階に突入しており、まもなく実寸で試験する。打ち上げは北海道大樹町の射場から実施予定で、実現すれば日本の民間企業による初の衛星搭載可能な液体燃料ロケットの打ち上げとなる。

 日本の宇宙スタートアップは新規上場が相次いでいる。2023年4月には月輸送サービスのispace、同年12月には合成開口レーダー(SAR)による地球観測サービスのQPS研究所、2024年6月には宇宙ゴミ除去サービスのアストロスケールが、それぞれ東証グロース市場へ上場を果たした。