富士通Japan、新規開業医などに向けたクラウド型電子カルテサービス「HOPE LifeMark-TX Simple type」を提供

AI要約

富士通Japan株式会社は、診療所向けにクラウド型電子カルテサービスを提供開始した。

新規開業医や電子カルテを導入する診療所向けのサービスで、業務の効率化を支援する。

今後は患者向けサービスの向上にも取り組み、全国の販売代理店と連携して展開する予定だ。

 富士通Japan株式会社は1日、医療データの利活用により診療所のDXを加速するため、診療所向けに、同社が提供する電子カルテシステムと医事会計システムを統合したクラウド型電子カルテサービス「HOPE LifeMark-TX Simple type」を提供開始した。

 HOPE LifeMark-TX Simple typeは、新規開業医や新たに電子カルテを導入する診療所向けに提供するサービス。オンライン資格確認情報と連携した受付業務や、電子カルテからの会計業務を連携、直感的な操作が可能なため、医師だけでなく診療所のスタッフの負荷を削減し、業務の効率化を支援する。

 オンライン資格確認や電子処方箋、次世代医療情報標準規格であるHL7 FHIR(Fast Healthcare Interoperability Resources)に標準で対応し、政府が掲げる「医療DX令和ビジョン2030」に向けて、医療情報連携の強化と診療データの利活用を促進する。

 富士通Japanでは今後、患者向けサービスの向上に向けて、来院予約やオンライン診療、キャッシュレス決済など、サービスの機能を強化していくと説明。全国の販売代理店と連携してサービスを展開することで、患者や医療従事者のウェルビーイング向上に貢献するとしている。