「KB5039302」に新たな問題。タスクバーが表示されなかったり、操作できなくなる

AI要約

Microsoftは2024年6月非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5039302」で新たな問題が発見された。デバイスへログインしてもタスクバーが表示されない、タスクバーを操作できないなどの不具合が報告されている。

影響を受けるプラットフォームはWindows 11 バージョン 23H2および22H2。問題は[Windows の機能]ダイアログで「メディア機能」を無効化している環境でのみ発生する。

Microsoftは問題の解決に取り組んでおり、進展があれば新しい情報を提供する。他にも仮想化機能を利用している環境での起動問題や再起動ループの報告もあり、注意が必要としている。

「KB5039302」に新たな問題。タスクバーが表示されなかったり、操作できなくなる

 米Microsoftは6月28日(現地時間)、2024年6月非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5039302」で新たな問題が発見されたことを明らかにした。このパッチを適用すると、デバイスへログインしてもタスクバーが表示されなかったり、タスクバーを操作できないことがあるという。「エクスプローラー」やデスクトップ、「設定」アプリなどは機能する。

 この問題が影響するのは、以下のプラットフォーム。[Windows の機能]ダイアログ(OptionalFeatures)で「メディア機能」というオプションを無効化している環境でのみ発生するようだ。

・Windows 11 バージョン 23H2

・Windows 11 バージョン 22H2

 「メディア機能」は既定で有効化されており、わざわざ設定を変更していなければ、このトラブルにあうことはないだろう。

 同社は現在、問題の解決に取り組んでおり、進展があり次第、新しい情報を提供するとしている。「KB5039302」ではこのほかにも仮想化機能を利用している環境でシステムが起動しなくなったり、再起動を繰り返す問題が確認されており、注意が必要だ。