Wordファイルがクラッシュ! 保存前のデータを復元させる3つのやり方【今日のワークハック】
Microsoft Wordには、保存していないドキュメントを簡単に復元できる機能があります。
この機能のおかげで、システムがクラッシュした後も、作業が中断したり、データがなくなったりするのを最小限に留められます。
Wordのファイルデータを保存し忘れた経験がある人、保存したはずのファイルが見つからない人におすすめです。
Microsoft Wordには、保存していないドキュメントを簡単に復元できる機能があります。
この機能のおかげで、システムがクラッシュした後も、作業が中断したり、データがなくなったりするのを最小限に留められます。3つの方法をご紹介します。
【今日のワークハックはこんな人におすすめ!】
Wordのファイルデータを保存し忘れた経験がある人
保存したはずのファイルが見つからない人
1. 「ドキュメントの回復」パネルからドキュメントを復元する
Wordには、アプリがクラッシュしたり、意図せず終了したりした場合に、保存していないデータを自動的に保存する「ドキュメントの回復」機能があります。
アプリを再起動すると、左のサイドバーに「ドキュメントの回復」パネルが表示され、アプリが中断した時に作業していたドキュメントのバージョンが表示されます。
このパネルには、Wordが自動的に保存した未保存のドキュメントが、日付と時刻と共に一覧で表示されます。復元したいドキュメントがあったら、クリックしてみましょう。
一方、Wordを開いた時に「ドキュメントの回復」パネルが表示されない場合は、Wordが自動で保存したファイルがないということです。
2. 「Auto Recover」フォルダからドキュメントを復元する
Wordは、未保存のドキュメントを一時ファイルとして「Auto Recover」フォルダに保存しており、後でそれを復元することができます。
Windowsの場合
Microsoft Wordを開く。
「ファイル」をクリックする。
左のサイドバーで「情報」に行く。
「ドキュメントの管理」をクリックし、「保存されていない文書の回復」を選ぶと、一時ファイルとして保存されている未保存のドキュメントの一覧が表示される。
自動で保存された「ASD」の拡張子のファイルを探す。
復元したい未保存のファイルを選択し、「開く」をクリックする。
macOSの場合
macOSでは、以下の手順で「自動回復用データ」フォルダから未保存のドキュメントを復元します。
「Finder」アイコンをクリックする。
Mac全体もしくは、Wordが自動回復用データを保存していると思われる場所を選ぶ。
検索フィールドに「自動回復」(もしくはAuto Recovery)と入力すると、Wordが保存した未保存のファイル一覧が表示される。
復元したいファイルを探し、それをダブルクリックする。
いつものようにファイルを保存する。
3. 「OneDrive」もしくは「Time Machine」からドキュメントを復元する
Wordで「自動保存」機能がオンになっていれば、ドキュメントは定期的にOneDriveにバックアップされています。
ファイルを開くには、OneDriveにログインし、ファイル一覧に行きます。
最後に編集した時間をもとにドキュメントを探すだけです。
macOSでは、ファイルのバックアップにTime Machineを使用している人は、そこから未保存のドキュメントを復元することができます。以下の手順に従って復元しましょう。
メニューバーのTime Machineアイコンをクリックして、「Time Machineバックアップをブラウズ」を選択する。
復元したいWordのドキュメントを探す。
ファイルを見つけたら、それを選択し、「復元」ボタンをクリックする。
ただし、OneDriveやTime Machineのバックアップを設定していない人は、この方法でファイルを復元することができません。
以上が、Wordの未保存ドキュメントを復元する方法です。
ほとんどの場合、「ドキュメントの回復」パネルでファイルを復元することができるでしょう。
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Original Article: How to Recover Unsaved Word Documents on Windows and Mac by MakeUseOf