C Channel 、子会社のアパレルEC「神戸レタス」のマキシムを売却。譲渡先は婦人服のフジスター

AI要約

C ChannelはアパレルECサイト「神戸レタス」を運営する連結子会社マキシムの株式をフジスターに譲渡したことを発表。

フジスターは婦人服や子供服などの卸売りを手がける企業であり、2023年12月にはジジョンを子会社化するなどM&Aを推進している。

マキシムを巡る売却は、C Channelがベルーナへの売却を発表したが中止となり、今回の譲渡に至った経緯がある。

C Channel 、子会社のアパレルEC「神戸レタス」のマキシムを売却。譲渡先は婦人服のフジスター

C Channelは6月4日、アパレルECサイト「神戸レタス」を運営する連結子会社マキシムの株式譲渡を発表した。譲渡先は婦人服や子供服の卸売りなどを手がけるフジスター。譲渡額は非公表としている。

C Channelは2017年にマキシムを子会社化。保有する株式70.7%(53株)をフジスターに譲渡する。マキシムの2024年3月期における売上高は前期比7.2%減の39億9200万円、営業利益は900万円(前期は9100万円の赤字)、経常利益は600万円(前期は9100万円の赤字)、当期純利益は600万円(前期は9100万円の赤字)だった。

C Channelは元LINE社長の森川亮氏が立ち上げ、動画メディアやインフルエンサーマーケティングの支援などを手がける。2020年5月に東京証券取引所「TOKYO PRO Market」に上場。2024年3月期の連結業績は売上高が前期比7.5%減の57億6900万円、営業利益が2億2200万円の赤字(前期は3億5200万円の赤字)、経常利益が2億3100万円の赤字(前期は3億7900万円の赤字)、当期純利益が2億3400万円の赤字(前期は8億7400万円の赤字)。少なくとも2020年3月期以降赤字が続いている。

譲渡先となるフジスターは婦人服や子供服などの卸売りを手がける。1932年に名古屋で服地卸売業藤井商店として創業。1946年に藤井を設立。1980年から現社名。主要取引先として、イトーヨーカ堂、イオン、しまむら、ユニー、ライフ、ビバホームが名を連ねている。「Lady Heart」の屋号でイトーヨーカ堂で直営店舗を運営するほか、主要ECモールにも出店している。

また、フジスターでは2023年12月に婦人衣料の企画・製造販売・店舗管理運営事業を手がけるジジョンを子会社化するなどM&Aを推進。ジジョンも独自にアパレルECを運営している。

なお、マキシムを巡っては2020年10月にC Channelからベルーナへ16億5000万円での売却を発表したが、翌11月に中止を発表。クロージング条件が折り合わず株式譲渡契約の解除に至ったとしていた。