トランプ前米大統領、TikTokアカウント開設 23時間で3200万フォロワー獲得
ドナルド・トランプ前米大統領がTikTokで公式アカウントを開設し、動画を投稿。フォロワー数は急増中。
トランプ氏は有罪判決を受けながらも大統領選に出馬を表明。TikTok投稿はUFCのイベント会場での様子などを収めたもの。
米The New York Timesによると、TikTok上でのトランプ氏支持の投稿はバイデン氏支持の2倍近く。米国ではTikTokの運命が依然不透明。
かつてTikTok禁止の大統領令に署名したドナルド・トランプ前米大統領は6月1日（現地時間）、TikTokで公式アカウントを開設し、動画を投稿した。
最初の投稿から23時間後の本稿執筆現在、フォロワーは既に3200万人だ。ちなみに、現在の米大統領、ジョー・バイデン氏が2月に開設した公式アカウントのフォロワーは34万人だ。
トランプ氏は5月30日、スキャンダルを隠蔽するために記録を偽造した罪で有罪判決を受けたが、大統領選には出馬する。同氏は評決後、メディアに向かって「本当の判決は11月5日（大統領選の投票日）、国民によって下される」と語った。
トランプ氏のTikTokへの初投稿は、総合格闘技団体UFCのダナ・ホワイトCEOが「大統領がTikTokに登場だ」とトランプ氏を紹介するところから始まる。その後、UFCのイベント会場で試合を楽しむ様子などが続く。
TikTokの内部分析によると、昨年11月以降、TikTok上でのトランプ氏支持の投稿は、バイデン氏支持の2倍近くあったと米The New York Timesが報じた。
バイデン大統領は就任当初、トランプ氏によるTikTok禁止令を取り消す大統領令に署名したが、この4月にByteDanceがTikTokを1年以内に売却できなかった場合、全米でTikTokを禁止する項目を含む法案に署名した。
TikTokはこれに対し、米国の憲法違反だとして提訴した。同社によると、米国のTikTokユーザーは1億7000万人以上という。
