『虎に翼』ついに最終週 寅子役・伊藤沙莉が語る作品への思い「皆さんにとって何かを考えるきっかけになっていたらうれしい」

AI要約

連続テレビ小説『虎に翼』は、日本初の女性弁護士をモデルにした法曹たちの情熱あふれる物語で、主人公・佐田寅子を通じて成長と失敗、人間らしさが描かれている。

伊藤沙莉は役作りに取り組む中でキャラクターの本心を考える時間が多く、また、ドラマを通して自身も成長できたと振り返っている。

撮影が終了した後も濃い時間となり、チームで作品を作れたことに感謝し、視聴者へのメッセージとして作品が様々な考えを生み出し、共に成長できたことを伝えている。

『虎に翼』ついに最終週 寅子役・伊藤沙莉が語る作品への思い「皆さんにとって何かを考えるきっかけになっていたらうれしい」

 連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合ほか 毎週月曜~土曜 午前8時~8時15分ほか)で、主人公・佐田寅子を演じる伊藤沙莉のオフィシャルインタビューが到着した。

 連続テレビ小説第110作となる本作は、日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・三淵嘉子をモデルに、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供たちや追い詰められた女性たちを救っていく、情熱あふれる法曹たちの物語。

◆いよいよ最終週を迎えます。これまで、寅子を演じていかがでしたか?

演じるに当たっても、セリフに書かれている以外の部分で「この人、本心ではどう思っていたんだろう?」と考える時間がとても多かったですね。そうしてぐるぐると考えを巡らせるところは、私自身と似ているところでもありました。

寅子は少しずつ成長しながら、大きな失敗をたくさんしてきた人。私自身もこのドラマを通して、一人の人間として成長させていただきました。寅子でいられて、本当に幸せでしたね。

◆先日、撮影はクランクアップしました。いまのお気持ちをお聞かせください。

とっても濃い時間でした。このチームで作品を作ることができてよかったとあらためて思いますし、撮影していたころに戻りたいです(笑)。昨日もよねさん(土居志央梨)と、そんな話をしていたんですよ!

◆最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。

『虎に翼』は、「いろんな人がいていいんだ」という証しになったのかなと思います。そして放送中にもたびたび感じていましたが、『虎に翼』は視聴者の皆さんと共に歩んできたドラマでした。

私自身もそうですが、登場人物を通していろんな考えを見聞きしながら「この考え方も面白い」「これは初めての感覚だな」なんて思いながら、見ていただけていたのではないでしょうか。この作品が皆さんにとって、何かを考えるきっかけになっていたらうれしいです。