デビューしてわずか1年半!【酒井大成】戦隊モノで主演も務めた遅咲きルーキーの過酷な下積み時代とは

AI要約

俳優デビューからわずか1年半で主演作やメインを務める遅咲きの苦労人である26歳の俳優について

サッカー選手を目指していたが演技に興味を持ち、突き進む性格で上京しフリーランスの役者として活動を始めた経緯

下積み時代やバイト生活、努力を重ねてきた姿勢やチャンスに対する鈍感さが今の成功につながった

デビューしてわずか1年半!【酒井大成】戦隊モノで主演も務めた遅咲きルーキーの過酷な下積み時代とは

俳優デビューはわずか1年半前。現時点で出演作品はそう多くはない。が、その大半が主演作やメインを務めた作品だ。それでいて、現在26歳と正真正銘の苦労人でもある。下積みを重ね、チャンスをものにし、まっとうに成り上がってきた。子犬のようにあどけなくもあり、力強いオスみも感じる。不思議な二面性で人々をあっと言う間に魅了していった遅咲きのルーキーに、ついに逢えた。

高校まではサッカー選手を目指していたのですが、ある頃から、プロになるのは無理だなあと感じ始めて。他に何をしたらいいんだろうと考えたとき、父さんの影響で映画が好きだったので、演じるということに興味を持ったんです。

で、「これ!」と決めたら突き進まないと気がすまない性格なので、親に反対されましたが、「友達と旅行してくる」と言って、そのまま福岡から上京してしまった、というわけです。そこからはフリーランスの役者として活動を始めました。

自主制作映画に出演したりはしていたんですけど、基本はバイト生活。飲食店、カラオケ、工場……と、バイトというバイトはほぼやりましたね(笑)。事務所所属オーディションに合格したあとに「王様戦隊キングオージャー」の主演に選んでいただいたりして、トントンと来たように見られがちなんですけど、その時期はわりとキツくて。

フリーの時は俳優養成所に2つ通ったりしていたので、金銭面でも苦労して、見知らぬ人たち20人ぐらいと家をシェアして暮らしていた時期もありました。でも気持ちが腐るとかは一切なくて。よく芸人さんが下積み時代を楽しそうに語っているじゃないですか。そこに憧れがあったので、「いま、下積みしてるなあ♪」なんてワクワクしたりもしていたんです(笑)。

どこかで、いつかチャンスがあるはずと感じていたのも大きかった。自信というより単に鈍いだけなのかもしれませんが、おかげで今がある。鈍感で良かったと思います。

Tシャツ¥26950/ジェットン ショールーム(サーティファイド) その他/スタイリスト私物 ●商品情報はViVi2024年8月号のものです。