吉沢亮、母親へ「ありがとう」と感謝 男4人兄弟を子育て「めちゃめちゃ苦労したと思う」

AI要約

俳優の吉沢亮が主演映画の公開記念舞台あいさつに出席し、母親への感謝を述べた。

吉沢は手話に挑戦し、作品の普遍性に惹かれて出演を決めた経緯を語った。

監督や共演者の称賛を受け、舞台あいさつには忍足亜希子、今井彰人、烏丸せつこ、でんでんも出席した。

吉沢亮、母親へ「ありがとう」と感謝 男4人兄弟を子育て「めちゃめちゃ苦労したと思う」

 俳優の吉沢亮が21日、都内で行われた主演映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(全国公開中)の公開記念舞台あいさつに出席した。自身の母親への感謝を述べた。

 同作にちなんで、今“伝えたい気持ち”を問われた吉沢は、フリップで「ありがとう」と回答。「お母ちゃんに『ありがとう』だな、と思って。こういう映画だし、なかなか『ありがとう』とか言わないじゃないですか、親に。言えないじゃないですか。だからこういう場を借りてね」とニッコリ。「うち、男4人兄弟で、めちゃめちゃうちの母ちゃん、苦労したなと思う。ここまで育ててくれたんで、ありがとうございます、ということで。ありがとう」と感謝を述べた。

 吉沢の出演作品を「けっこう見に来てくれるんですよ。今日はちょっと分からない。うちのマネジャーさんと連絡とってるので。僕には基本、情報入ってこないんですけど。割と来てくれているみたいです」と明かした。

 今作では、手話にも挑戦した吉沢。オファー当時を振り返って「(劇中の五十嵐大の日常などが)すごい特殊な、難しい環境ではあるんですけど、この作品が描いている普遍性みたいなものが『すごくすてきだな』と本を読んだときに思った。僕は純粋にうれしくて、『じゃあ、ぜひ』とやらせていただきました」と話した。

 呉美保監督が「ファンでした」と言うと、吉沢は照れ笑い。吉沢の起用理由について呉監督は「内面にあるものをもっともっと見たくて。今までの作品を見させて頂いて。たぶん、『もっとあるだろう』『もっとあるだろう』と一観客として思っていた。今回の役は、そんなに感情表現は出さないけど、手話の技術を含めて、ものすごくいろんな要素をもっていないと、表現してくれないと成立しない主役だな、と。それを吉沢さんならやって頂けるのではないかと思って。想像以上でした」と手放しで称賛した。

 舞台あいさつには、忍足亜希子、今井彰人、烏丸せつこ、でんでんも出席した。

 同作は、呉監督の9年ぶりの長編作品にして、作家・エッセイスト・五十嵐大氏の自伝的エッセイ『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』が原作。耳が聞こえない両親のもとで育った息子・五十嵐大(吉沢)の心の軌跡を描く。