2025年アカデミー賞: デンマークが『The Girl With the Needle』を国際長編映画賞に出品

AI要約

デンマークの映画『The Girl With the Needle』は、1919年のコペンハーゲンを舞台に若い仕立て屋の苦悩を描いた作品であり、国際映画祭で高い評価を受けている。

カロリーネの人生に迫る選択、社会問題を描いた本作は、デンマークのオスカー受賞歴を持つ映画として、2025年のアカデミー賞で注目を集めている。

第96回アカデミー賞への提出締め切りや、受賞候補発表日など、デンマーク映画『The Girl With the Needle』の展開に期待が高まっている。

2025年アカデミー賞: デンマークが『The Girl With the Needle』を国際長編映画賞に出品

デンマークは、2025年のアカデミー賞国際長編映画賞の候補作品として、マグナス・フォン・ホーン監督の時代劇『The Girl With the Needle(原題)』を出品した。

本作は1919年のコペンハーゲンを舞台に、若い仕立て屋のカロリーネ(ビクトリア・カルメン・ゾンネ)が、裕福な恋人に妊娠させられながらも結婚を拒否され、職を失い、妊娠中のカロリーネは、自分で編み針を使って中絶するか、裏社会の養子斡旋機関で働くか、という二つの厳しい選択を迫られる。

『The Girl With the Needle』はカンヌ国際映画祭のコンペティション部門でプレミア上映され、今月初めにはトロント国際映画祭でも北米プレミアが行われた。本作は批評家から高く評価され、米ザ・ハリウッドレポーターのレビューでは「緊張感に満ちた、鋭く切迫したデンマークのドラマ」「ピアノ線のように張り詰めたクライマックスへと向かう」と称され、現代性のあるテーマも相まって、国際長編映画賞の有力候補として期待されている。

デンマークはオスカーにおいて以前から実力を発揮しており、これまでに14回のノミネートと4回の受賞を果たしている。直近では2021年にトマス・ヴィンターベア監督の『アナザーラウンド』が受賞している。

第96回アカデミー賞への提出締め切りは2024年11月14日。国際長編映画賞のショートリストは12月17日に発表され、ノミネートは2025年1月17日に発表される。

2025年のアカデミー賞は、3月2日(日)に開催が予定されている。