松本幸四郎、「叔父の弁慶を強く思って勤めさせていただきます」 歌舞伎座9月公演『秀山祭九月大歌舞伎』1日開幕

AI要約

東京・歌舞伎座の9月公演「秀山祭九月大歌舞伎」が開幕し、幸四郎、菊之助、歌六、玉三郎、白鸚らが出演。

二代目中村吉右衛門の芸を顕彰する秀山祭では、幸四郎が弁慶を演じ、芸の継承をアピール。

夢枕獏さんの小説が原作の昼の部「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」では親子孫3代共演で再演された。

松本幸四郎、「叔父の弁慶を強く思って勤めさせていただきます」 歌舞伎座9月公演『秀山祭九月大歌舞伎』1日開幕

 東京・歌舞伎座の9月公演「秀山祭九月大歌舞伎」が1日に開幕し、松本幸四郎(51)、尾上菊之助(47)、中村歌六(73)、坂東玉三郎(74)、松本白鸚(82)らが出演した。

 初代中村吉右衛門の芸を顕彰するため二代目中村吉右衛門が力を注いだ秀山祭。二代目が80歳で弁慶を演じることを目標にしていた夜の部「勧進帳」では幸四郎が弁慶、菊之助が富樫と二代目ゆかりの俳優たちによる初顔合わせで芸の継承をアピール。幸四郎は「叔父の弁慶を強く思って勤めさせていただきます」と意気込んだ。

 夢枕獏さんの小説が原作で待望の再演となった昼の部「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」では白鸚、幸四郎、市川染五郎(19)の親子孫3代共演で盛り上げた。このほか昼の部は「摂州合邦辻」、夜の部は「妹背山婦女庭訓」(いもせやまおんなていきん)を上演。公演は25日まで。