エリザベス女王、ドナルド・トランプ元大統領を「失礼な人」 知人に打ち明けていたことが発覚

AI要約

元大統領ドナルド・トランプとエリザベス女王の対面に関する新たな伝記が出版される。

女王は元大統領に失礼だと感じ、元大統領も自身が女王のお気に入りのゲストだと考えていた。

イギリス国民やアメリカでも元大統領に対する批判が続出し、再選に向けての支持集めに影響が出るか注目されている。

エリザベス女王、ドナルド・トランプ元大統領を「失礼な人」 知人に打ち明けていたことが発覚

秋の大統領選に出馬、注目を集めているドナルド・トランプ元大統領。エリザベス女王が元大統領にいい印象を持っていなかったことがわかった。間もなく出版されるエリザベス女王の新たな伝記『A Voyage Around the Queen(原題)』の中で伝記作家のクレイグ・ブラウンが明かしている。

元大統領は2018年7月と2019年6月にエリザベス女王と対面している。同書によると女王は元大統領との最初の対面から数週間後、ある昼食会で知人に大統領の印象について語った。「女王はあるゲストに『彼はとても失礼な人だと思った』と打ち明けた。女王は特に元大統領が、もっと他に何か面白い人がいないか探すかのように彼女の肩越しに背後を見てばかりいるのが嫌だった」。

さらに同書には「女王は元大統領がメラニア夫人となんらかの取り決めをしているに違いない、と考えていた。そうでなければなぜメラニア夫人は彼と結婚し続けているのだろう?」とも書いてある。

同書は元大統領のコメントを紹介、元大統領は女王との対面が成功したと思っていたと書いている。「ドナルド・トランプは自分が女王のお気に入りのゲストだと信じていた。彼は後日アメリカのFOXニュースに『女王がこれほど楽しい時間を過ごし、生き生きとしているのを見たことがないと言っている人もいる』と話していた」。

イギリス国民の中にも女王と同じ気持ちだった人が多そう。初めて対面した2018年には元大統領の滞在中にロンドンで抗議活動が繰り広げられた。また近衛兵を視察する際に元大統領が女王を暑い中で10分も待たせたこと、女王の前を歩いて彼女の歩行を妨げたことが報じられるとイギリスだけでなくアメリカでも批判する声が上がった。現在再選に向けて支持を集めようとしている元大統領。女王からのネガティブな評価をどう受け止めるのか、反応に注目が集まっている。