カン・ジェギュがハ・ジョンウ×イム・シワン共演作「ボストン1947」に託した思い

AI要約

韓国映画「ボストン1947」は、ベルリンオリンピックのマラソン競技において日本名の選手が金・銅メダルを獲得した実話を描いた作品で、祖国の記録を取り戻すために若き選手をボストンマラソンに出場させるストーリー。

監督のカン・ジェギュは、物語の根幹にある時代背景としての悪役を重視し、苦難の時代に走り続けたマラソン選手たちの勇気を観客に伝えたいとコメント。

キャストのハ・ジョンウとイム・シワンはそれぞれ、実在の人物に敬意を払いつつ役作りに取り組んだことを振り返り、作品への思いを語った。

カン・ジェギュがハ・ジョンウ×イム・シワン共演作「ボストン1947」に託した思い

韓国映画「ボストン1947」より、監督のカン・ジェギュ、キャストのハ・ジョンウとイム・シワンのコメントが到着。あわせて、メイキング写真が10点公開された。

ベルリンオリンピックのマラソン競技において、日本名の孫基禎と南昇竜で金・銅メダルを獲得したソン・ギジョンとナム・スンニョンの秘められた思いが描かれる本作。第2次世界大戦の終結後である1947年、2人は祖国の記録を取り戻すためにチームを組み、才能あふれる若き選手をボストンマラソンに出場させる。ハ・ジョンウがソン・ギジョン、イム・シワンがボストンで走る若手選手ソ・ユンボクを演じ、ペ・ソンウ、キム・サンホ、パク・ウンビンもキャストに名を連ねた。

カン・ジェギュは「本作は主人公の邪魔をする悪役に重きを置いてはいません。それは、この時代自体が最大の障害で悪役だったからです。祖国開放の喜びはつかの間であり、米軍政府の支配のもと、我々自身の独立した政府は無く、韓国と国民たちの未来は先が見えない状態にありました」と述懐。「1947年という誰もが苦しみ混乱に陥っているさなかでもあきらめず走り続けたマラソン選手たちの物語を提供することによって、今に生きる観客たちもまた強さと勇気を持ち続けることを願っています」と伝える。

そしてハ・ジョンウは「実在の人物に悪影響をもたらすことなく映画的にどう表現したらよいか、監督と意見を交わしました」、イム・シワンは「肉体的に本物のマラソンランナーに見えるように心血を注ぎました」とそれぞれ撮影を振り返った。

「ボストン1947」は8月30日より、東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開。

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