「受験生ブルース」の高石ともやさん死去 82歳

AI要約

関西を拠点に活躍したフォークシンガーの高石ともやさんが82歳で亡くなったことが報じられた。

高石さんは60年代後半から活動し、「受験生ブルース」などのヒット曲で知られた。

高石さんはまたマラソンランナーとしても活動し、ホノルルマラソンに47年連続で参加していた。

「受験生ブルース」の高石ともやさん死去 82歳

「受験生ブルース」などで知られ、関西を拠点に活躍したフォークシンガーの高石ともやさんが17日、京都市内で亡くなっていたことが19日、わかった。82歳だった。

高石さんの公式ホームページはこの日朝、「フォークシンガー 高石ともやに長年ご厚情いただきまして、ありがとうございます。高石はかねてより入院療養中でしたが、去る8月17日 82歳の生涯を閉じました。とても残念でなりません」と報告。「葬儀は密葬で近親者のみで執り行います。また、御供花、御香典等は勝手ながらご辞退させていただきます。なお、お別れ会は後日開催予定です」とした。

高石さんは1941年12月9日、北海道出身。60年代後半、イベントや反戦集会などでメッセージフォークを歌って関西を中心に活躍し、66年12月に「かごの鳥ブルース」でデビュー。68年にリリースした「受験生ブルース」は90万枚の大ヒットを記録した。

国内外のマラソンやトライアスロンの大会に数多く参加するランナーとしても有名。ホノルルマラソンには1977年から47年連続で出場していた。

2022年12月29日には、大阪・サンケイホールブリーゼ主催の年末最終公演として1968年から47回にわたり開催し、この年限りで終了した「年忘れコンサート」に出演。

公演後、「よくここまできましたね。その前に『負けました』と言ってもよかったのに、生き残るだけが人生というところもありまして、マラソンランナーと同じで最終ランナーにはなりたくないわけですよ。1位にならなくても『俺は生き残ったぞ!』って」と趣味のマラソンに例えて話していた。