【イベントレポート】チェ・ジウが来日、「ニューノーマル」で演じた役は「私にとってまったく新しいタイプ」

AI要約

韓国映画「ニューノーマル」の初日記念イベントが8月16日に東京・新宿ピカデリーで開催され、主演のチェ・ジウと監督のチョン・ボムシクが登壇した。

本作は、6人の男女の日常に潜む恐怖と絶望を描いたスリラーで、チェ・ジウのほかにイ・ユミ、チェ・ミンホ、ピョ・ジフン、ハ・ダイン、チョン・ドンウォンがキャストに名を連ねた。

チェ・ジウは、7年ぶりの映画復帰作として「ニューノーマル」を選んだ理由や役作りについて語り、監督のチョン・ボムシクもキャスティングについて意外性を重視したことを明かした。

イベントでは、参考にした作品やチェ・ジウの人物像、撮影現場のエピソードなどについて明かされ、笑いも起こる場面もあった。

【イベントレポート】チェ・ジウが来日、「ニューノーマル」で演じた役は「私にとってまったく新しいタイプ」

韓国映画「ニューノーマル」の初日記念イベントが8月16日に東京・新宿ピカデリーで開催され、主演のチェ・ジウと監督のチョン・ボムシクが登壇した。

本作は交差する2つの出来事から、6人の男女の日常に潜む恐怖と絶望を描くスリラー。チェ・ジウのほかイ・ユミ、チェ・ミンホ(SHINee)、ピョ・ジフン(Block B)、ハ・ダイン、チョン・ドンウォンがキャストに名を連ねた。

「連理の枝」以来18年ぶりに映画関連のプロモーションで来日したチェ・ジウは、「久々にまたこうしてご挨拶をさせていただいていますが、本当にみなさんにお会いしたかったです。こうやって新しい作品を携えて、また皆さんの前に立ててうれしく思っています」と挨拶する。チョン・ボムシクは本作について「超自然現象や幽霊の恐怖ではなく、人間の恐怖を描いた作品です。社会的背景という点でも、日本と韓国は似ているところがあると思うので日本の観客の皆さんの反応が気になります。チェ・ジウさんを含め、6人の主役がいますが、どの方も日本の皆さんが大好きな俳優です。特にチェ・ジウさんの演技における変身ぶりをどう受けとめてくださるのか? 期待しています」と会場に語りかけた。

チェ・ジウは、7年ぶりの映画復帰作として「ニューノーマル」を選んだ理由を「まず脚本を読んですごく面白かったんです。ただ怖いだけでなく、ウィットに富んでいて、笑いのツボもたくさんあり、奇抜な作品だなと思って読みました。とは言え、この役を私が果たして演じられるのか?という心配はありました。私にとってまったく新しいタイプの役だったので、最初に監督に『自信がないです』とお伝えしました。でも監督の前作(『コンジアム』)を観ており、韓国でたくさんの人に愛された作品だったので、その監督を100%信じて挑戦してみようと思いました」と述べる。

対するチョン・ボムシクは、キャスティングでは意外性を大事にしていたと話し「誰が演じたら『予想を裏切られた!』という言葉を聞けるかと考えて、チェ・ジウさんにお願いしました。ご本人も『これを私がやるんですか?』とおっしゃっていて、それを聞いて『いける!』と思いました。できあがった作品を観たら、予想以上に素晴らしい演技で感謝しています」と説明した。さらにイ・ユミらの起用についても話し「3つほど条件がありました。『キャラクターに似合った俳優であること』『彼らが以前にやったことのないタイプの役であるということ』、そして6人を見たときに『この組み合わせはなんなんだ? すごく新鮮だと思ってもらえること』です。この3つに条件に合う俳優さんを考えて連絡したところ、皆さんに『出ます』と言っていただけました」と明かした。

Xに寄せられた質問に2人が回答する場面も。「何を参考に役作りしましたか?」と聞かれたチェ・ジウは「監督は1931年の古典映画『M』という作品を薦めてくださいました。その映画を観て、監督がヒョンジュンをどう作りたいと考えているかを理解することができました」と返す。また「女優、そして1人の人間としてチェ・ジウさんはどんな人で、どんな魅力を持っているか?」という質問にチョン・ボムシクは「成熟した素晴らしい俳優ですが、今でも常に新しい面を見せてくれる、どこまでも可能性のある女優さんだと思います。人間性という点に関しても、トップ女優ですからオーラもカリスマ性も持ち合わせていますが、現場や日常ではすごく気さくな方です。チェ・ジウさんが現場にいると、私が何も言わなくても、スタッフは自ら動いてくれて、撮影がうまく進むんです。だから大変な撮影がある日は冗談で『今日はチェ・ジウさんは来ないのかなあ……』と言っていました(笑)」とエピソードを交えて答え、会場に笑いを起こした。

「ニューノーマル」は全国で公開中。

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