尾上菊之助、俊寛を初役で勤める「錦秋十月大歌舞伎」 ほかに仁左衛門&玉三郎の「婦系図」など

AI要約

東京・歌舞伎座で10月に上演される「錦秋十月大歌舞伎」の演目と配役が発表された。

昼の部では尾上菊之助が俊寛僧都を演じ、昼夜を通じて様々な名作が上演される予定。

尾上菊五郎、尾上右近、中村獅童、片岡仁左衛門、坂東玉三郎などが出演し、歌舞伎の魅力が存分に堪能できる内容となっている。

尾上菊之助、俊寛を初役で勤める「錦秋十月大歌舞伎」 ほかに仁左衛門&玉三郎の「婦系図」など

 東京・歌舞伎座で10月に上演する「錦秋十月大歌舞伎」(2~26日)の演目と配役が4日、歌舞伎公式総合サイト「歌舞伎美人」などで発表された。

 昼の部「平家女護島(へいけにょごのしま)俊寛」では、8代目尾上菊五郎襲名を来年に控える尾上菊之助が俊寛僧都を初役で勤める。岳父の中村吉右衛門さんの当たり役。昨年7月の大阪松竹座では丹左衛門尉基康を演じ「都を思っている俊寛が、妻の東屋が都で亡くなったことを知らされたときの絶望や、丹波少将成経と千鳥という若い2人に託す俊寛の慈愛が描かれています。素晴らしい作品だと、出演するたびに思っています」と話していた。

 昼の部はほかに尾上菊五郎、尾上右近、尾上眞秀らの「音菊曽我彩(おとにきくそがのいろどり)」、中村獅童、尾上松緑らの「権三と助十(ごんざとすけじゅう)」、夜の部は片岡仁左衛門、坂東玉三郎らの「婦系図(おんなけいず)」、玉三郎、市川染五郎らの「源氏物語(げんじものがたり)六条御息所の巻」を上演する。