父同士が作った「ゆうれい貸屋」に坂東巳之助、中村児太郎が出演 八月納涼歌舞伎

AI要約

東京・歌舞伎座の「八月納涼歌舞伎」にて、「ゆうれい貸屋」が上演される。

坂東巳之助が弥六を演じ、中村児太郎が初役で染次を勤める。

過去の納涼歌舞伎の思い出を取り戻しながら、父たちの伝統を受け継ぎ、観客に楽しんでもらいたい。

父同士が作った「ゆうれい貸屋」に坂東巳之助、中村児太郎が出演 八月納涼歌舞伎

東京・歌舞伎座の「八月納涼歌舞伎」(4~25日)第1部で人情喜劇「ゆうれい貸屋」(山本周五郎作)が上演され、坂東巳之助が桶屋の弥六を、中村児太郎が芸者の幽霊、染次を初役で勤める。

平成19年の「八月納涼歌舞伎」で本作が上演された際は巳之助の父、坂東三津五郎が弥六、児太郎の父、中村福助が染次を演じた。福助は今回、監修を担う。

「思い出の中の納涼歌舞伎を取り戻していくような感覚」(巳之助)、「父同士が作ってきたお芝居なので、2人で一生懸命勤めてお客さまに『面白かったね』と思っていただきたい」(児太郎)

「八月納涼歌舞伎」は花形が活躍する場として、中村勘三郎(当時、勘九郎)や三津五郎(同、八十助)らを中心に、2年に始まった。問い合わせは、チケットホン松竹(0570・000・489)。