中村勘九郎、パリ五輪の熱戦に「選手の皆さんに刺激と感動をいただいている」

AI要約

歌舞伎俳優、中村勘九郎が歌舞伎座でのイベントに出席し、オリンピックや舞台について語った。

勘九郎は金栗四三役を演じた経験を踏まえ、舞台での演技に意欲を見せた。

また、作家・京極夏彦氏が初めて歌舞伎を書き下ろし、役者たちも舞台への熱意を語った。

中村勘九郎、パリ五輪の熱戦に「選手の皆さんに刺激と感動をいただいている」

歌舞伎俳優、中村勘九郎(42)が4日、東京・銀座の歌舞伎座で「八月納涼歌舞伎」(25日まで)初日劇場前イベントに出席した。

総勢15人が浴衣姿でズラリ。NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」で金栗四三役を演じた勘九郎は「金」と書いた団扇を見せ、「連日、パリオリンピックで本当に寝られません。昨日は悔しくて3時くらいまで起きていました」と柔道混合団体決勝で敗れた日本代表の熱戦に触れ、「勝っても負けてもいい試合をしてくれている選手の皆さんに刺激と感動をいただいています」と感謝した。

そして団扇を眺め「書いた文字は『きん』ではなく『かね』です」とニヤリ。第1部「ゆうれい貸屋」、第2部「梅雨小袖昔八丈 髪結新三」、第3部「狐花(きつねばな)」の役どころを「『かね』にまつわるセリフがございますので注目してください」とアピール。「オリンピックに負けないよう見ている者をワクワクさせるような舞台を務めたい」と意気込んだ。

また作家、京極夏彦氏(61)が初めて歌舞伎を書き下ろした「狐花」に中禪寺洲齋役で出演する松本幸四郎(51)は、「暑さよりもっと熱い舞台がここにあります。そこでスッキリしてください」とアピールしていた。