八王子車人形西川古柳座、アメリカ人形劇アーティストらと届ける「AKUTAGAWA」本日から上演

AI要約

八王子車人形西川古柳座『AKUTAGAWA』は、東京の座・高円寺1で開幕した。

八王子車人形は伝統人形芝居の団体であり、2022年に国の重要無形民俗文化財に指定された。

「AKUTAGAWA」はコンテンポラリー人形劇であり、車人形の技法や影絵、アニメーション、生演奏が用いられる作品。

八王子車人形西川古柳座、アメリカ人形劇アーティストらと届ける「AKUTAGAWA」本日から上演

「八王子車人形西川古柳座『AKUTAGAWA』」が、本日8月3日に東京の座・高円寺1で開幕した。

八王子車人形 西川古柳座は、1872年に創設された伝統人形芝居の団体。ろくろ車という箱型の車に腰掛けて1体の人形を1人で操る人形劇の技法・車人形を、家元制度によって伝承・普及している。八王子車人形は、2022年に国の重要無形民俗文化財に指定された。

「AKUTAGAWA」は、五代目家元の西川古柳が、アメリカの人形劇アーティストであるトム・リーらと共同制作したコンテンポラリー人形劇。リーは、トニー賞受賞作「War Horse」ほかでの人形操演の経歴に加え、美術・映像デザイナーの顔も持つ人物だ。本作では、車人形の技法をはじめ、影絵やアニメーション、生演奏などが用いられ、芥川龍之介の「羅生門」「地獄変」「竜」「杜子春」「河童」と彼自身の生涯が日米双方の視点で描かれる。2021年、アメリカのクリエイター陣がリモートで参加したバージョンが東京・八王子にて披露され、昨年に完成版がシカゴ、ニューヨーク含む5都市で上演された。今回は日本初演となり、リーのほか、作曲家で尺八・打楽器奏者の辻幸生らが、古柳や座員らと共に出演する。

上演時間は約1時間30分。英語ナレーションには日本語字幕あり。公演は8月6日まで。

■ 八王子車人形西川古柳座「AKUTAGAWA」

2024年8月3日(土)~2024年8月6日(火)

東京都 座・高円寺1

□ スタッフ

構成・演出:トム・リー / 西川古柳

□ 出演

西川古柳 / トム・リー / 辻幸生(演奏) / ジョシュ・ライス / 西川柳玉ほか八王子車人形西川 古柳座