綾瀬はるか主演映画 実力派キャストが集結 市川実日子「観てみたかった、こんな綾瀬さん」

AI要約

俳優の綾瀬はるかさんが主演する映画『ルート29』に新たなキャストが追加された。

ストーリーは、ひとりぼっちの清掃員が少女との旅を通じて新たな感情に出会うロードムービー。

追加キャストが撮影の裏話や役作りについてコメントし、作品の不思議な魅力を語っている。

綾瀬はるか主演映画 実力派キャストが集結 市川実日子「観てみたかった、こんな綾瀬さん」

俳優の綾瀬はるかさん(39)が主演することが発表されていた映画『ルート29』(11月8日公開)。30日に追加キャストが新たに発表されました。

映画は、他者と必要以上のコミュニケーションを取ることのできないひとりぼっちの綾瀬さん演じる清掃員・トンボが、大沢一菜さん(13)演じるハルを連れて旅をし、奇妙な人たちとの出会いや、少しづつ深まるハルとの絆によって、空っぽだった彼女の心に喜びや悲しみの感情が満ちていくことを描いたロードムービーです。

今回公開されたのは、主人公たちを取り巻く登場人物。“娘のハルを連れてきてほしい”とトンボに依頼する入院患者・理映子に市川実日子さん(46)、犬を連れた赤い服の女に伊佐山ひろ子さん、森で出会う少年の父親に高良健吾さん(36)、ハルと心を通わせる森の少年に原田琥之佑さん(14)、トンボの姉で小学校教師の亜矢子に河井青葉さん(42)、時計屋のおばあさんに渡辺美佐子さんが発表されました。

市川さんは「撮影初日、真夏の鳥取。何かが掴めるまで、何度も撮影を繰り返していました。途中、みんなが体育座りをして、何かを待つ瞬間もありました。ジリジリと焼けるような太陽、身体を伝う汗、メイクさんが用意してくださった保冷剤。誰も焦らず、1日じっくりと探っていく。こんな現場があるんだな。日が優しくなった帰り道、何か大きなものに包まれているような気持ちになりました。観てみたかった、こんな綾瀬さん。やっぱりかっこよかった、大沢一菜さん」とコメントしました。

また、高良さんは「ロケ地には川が流れていて、待ち時間に川の横でみんなで小石を積み上げたり、積み上げた数を競ったりしました。時間が経つと積み上げ方にそれぞれの個性が出てきたりして、積み上げられた小石があちこちにできました。その光景を眺めていると、ふと作品の雰囲気を掴めた気がしました。この世に決して定まらず、ふわふわ漂うような雰囲気というか。今でもその光景は鮮明に思い出す事ができるので、とても印象的だったのだと思います。『ルート29』は不思議な話だけれどどこか懐かしさがあり、ぶっ飛び方になぜか親しみがある映画だと思います」と明かしました。

そして、河井さんは「撮影は暑い真夏の鳥取で夏休みの楽しい思い出のような記憶です。 演じているのは自分なのに自分じゃないような、ファンタジックな世界でものすごく現実を生きているような…不思議な感覚で忘れがたい経験になりました」とコメントしています。