片岡愛之助 ライフワークの「永楽館歌舞伎」で5年ぶりにお練り復活「うれしくて仕方ない」

AI要約

片岡愛之助が兵庫・豊岡市で行う「永楽館歌舞伎」の取材会を行った。

永楽館歌舞伎は中止期間を経て14回目の開催となり、5年ぶりに恒例の「お練り」が行われる。

愛之助は永楽館を大切にしており、観光やグルメも楽しみながら取り組んでいる様子が伝わる。

 歌舞伎俳優・片岡愛之助(52)が30日、大阪市内でライフワークともなった兵庫・豊岡市で行う「永楽館歌舞伎」(11月4~11日)の取材会を行った。

 1901年開館、近畿地方最古の芝居小屋を復活させ、2008年から愛之助が中心となって歌舞伎を上演。コロナ禍での中止期間をへて今回が14回目となり、恒例の「お練り」が5年ぶりに行われることになった。

 愛之助は「毎年“お帰り!”“お帰り!”と言ってくださるのがうれしくて。今回は(お練りが)5年ぶりなのでうれしくて仕方ない」とはしゃいだ。

 「たくさんの初役をここで勉強させて頂き、永楽館あっての片岡愛之助」とまで言い切るほどで、観光やグルメも楽しみのひとつ。「(名物の)皿そばをたくさん食べたいですね。過去挑戦した時は41皿食べまして…」と驚かせた。「あんまり食べると稽古に響くけど、タイミングを見て42皿やってみたいな」と冗談まじりに“記録更新”をもくろんだ。

 演目は平安時代、政争ににほんろうされる家族の姿を描いた「奥州安達原 袖萩祭文(おうしゅうあだちがはら そではぎさいもん)」に「口上」、ゲタでのタップダンスで見せる舞踊劇「高坏(たかつき)」の3本立て。