「心臓が痛いくらいの動悸」30代で若年性更年期と診断された川村ひかる(44)体質改善の転機は和食屋の大将のひと言

AI要約

川村ひかるさんが若年性更年期と診断された過程やそのショック、体質改善の取り組みについて語っています。

20代で病院で子宮内膜症と診断され、ピルの副作用で若年性更年期という衝撃的な診断を受ける。

食生活の見直しや自炊の始め、健康的な生活習慣を取り入れることで体質改善に成功した経験を共有。

「心臓が痛いくらいの動悸」30代で若年性更年期と診断された川村ひかる(44)体質改善の転機は和食屋の大将のひと言

動悸が激しくなり、顔のほてりや口の中は乾いて…病院に行くと「若年性更年期」と診断された川村ひかるさん。テレビや雑誌を中心に活躍するなかで、体はむしばまれていました。(全4回中の1回)

■ピルの副作用でまさかの診断が

──川村さんは20代、30代、体調不良に悩まされていたと伺いました。どんな症状があったのでしょうか?

川村さん: 20代でグラビアの仕事をしていた頃、月経不順やPMS症候群などの症状があり、病院で子宮内膜症と診断されました。少しでも症状を改善するために排卵を止めるピルを勧められ、長い間服用していました。

ところが、その副作用でホルモンバランスがおかしくなり、自律神経が乱れてしまったんです。30代前半で、顔のほてりや口の中が乾くドライマウス、髪の毛や肌のぱさつきなどの症状が現れ、ひどくなっていきました。仕事に行こうとすると心臓が痛いくらいの動悸もして、これはおかしいと。改めて病院に行くと「若年性更年期」と診断されました。「卵巣を片方取ったかと思うほど機能が落ちていて、妊娠は難しいかもしれない」と医師から告げられてしまいました。

── 30代前半でその診断はショックですね。

川村さん:本当に衝撃でした。当時は若年性更年期自体があまり知られていませんでした。もちろん私も知らなくて、まさかそんな診断をされるとは想像もしていませんでした。「妊娠は難しいかもしれない」と言われたときに「私は将来、結婚をして、子どもが欲しい」と初めて強く思ったんです。それなのに、卵巣の機能が低下していてはその夢はかなえられない。だったら、徹底的に体質改善に取り組もうと決めました。

■「深夜までお酒を」の生活を脱し

── 具体的に、体質改善のためにどんなことをしたのでしょうか?

川村さん:まずは食生活から見直しました。当時は外食ばかりだったし、仕事時間も不規則でした。仕事のストレスを発散するため、深夜にたくさんお酒を飲むのも日常茶飯事。そんな生活を改め、自炊を始めることに。最初はご飯とみそ汁を作る程度の簡単なものでした。

あるとき、たまたま行った和食屋さんで、食事の最後に出たぬか漬けが感動するほどおいしくて、おかわりするほどだったんです。私が「おいしい、おいしい」と喜ぶ姿を見て、和食屋の大将が「ぜひ自分でも漬けてみてください」と、ぬか床をタッパーに入れてわけてくれました。それがきっかけで、自宅でぬか漬けを漬けるようになったんです。それが、体質が大きく改善するきっかけになりました。