太らず健康的に酒を飲み続ける「操酒®」のススメ!提唱者本人に聞く極意とメリット
酒ジャーナリストの葉石かおりさんが提唱する「操酒®」とは、自らの意志で酒量をセルフコントロールすることで、健康的にお酒を楽しむメソッドだ。
葉石さんご自身も以前は大酒飲みだったが、40代まで毎晩ずっと飲んでいた生活を送っていた。しかし、操酒によって健康的な身体を手に入れ、美しくスリムな姿を維持している。
操酒の考え方のベースには、人生最後の日まで元気に美味しくお酒を楽しめるという思いがあり、酒量や頻度をコントロールすることが重要だ。
多くの大人は、「飲酒」を毎日の習慣としているに違いない。中には、健康診断の結果を受け、「これではいけない……」と思いつつ、変わらず飲み続けている人もいるはず。その気持ち、わかります。
ここでお聞きしたいのだが、「操酒®」(そうしゅ)という言葉をご存知だろうか? その提案者で、酒ジャーナリストの葉石かおりさんは、自らも大酒飲みだったが、操酒によって太りにくく健康的な身体を手に入れたそうだ。
そうと聞いてはスルーできない。教えて、葉石さん!
――葉石さんご自身、かつては大酒飲みだったとのこと……。美しくスリムな姿からは全く想像できないのですが、具体的にどのくらい飲まれていたんでしょうか?
私が「操酒」に至る以前は、40代くらいまでずっと毎晩しこたま飲むのが当たり前の生活を続けていました。
日本酒なら一升瓶がすぐに空になってしまうし、ワインも一人1本どころではなかったです。家には5リットルの業務用ウイスキーをはじめ、焼酎や日本酒などあらゆるお酒がストックされ、冷蔵庫の中は野菜室までお酒で占領されている状態でした。
――それが現在は「操酒」という考え方を提唱されています。改めて「操酒」の定義を教えてください。
「操酒」を一言でいえば、自らの意志で酒量をセルフコントロールすること。生涯にわたって長く健康的にお酒を楽しむために、自分の飲酒量や習慣を客観視して、お酒との付き合い方にメリハリをつけるというメソッドです。
人が一生のうちに飲める酒量は決まっているといわれていますが、せっかくお酒が好きで飲んでいても、酒量や頻度が増えすぎて体を壊したり、依存症になったりしてしまっては、これから先の長い人生で大好きなお酒と縁を切らなければいけなくなってしまう。こんなに残念なことはありません。
操酒という考え方のベースには、人生最後の日まで、元気に美味しくお酒を楽しめる自分でありたいという思いがあるんです。