人気個性派俳優(41歳)が結婚を公表しなかった理由「こんなに違和感を覚える言葉を浴びせられるのか」

AI要約

内田慈さんは、大人計画主宰の松尾スズキさんに会いたかったことが俳優を目指したきっかけであることを明かす。

落ちた経験から自身に個性的なアピールを求めていたが、後に松尾さんのインタビューでその考え方が間違っていたことに気づく。

演劇に触れることでテレビでは表現できないビックリするような表現やキレイもキタナイも同じ土俵にある表現に惹かれ、俳優になりたいというよりも小劇場に興味を持つようになった。

人気個性派俳優(41歳)が結婚を公表しなかった理由「こんなに違和感を覚える言葉を浴びせられるのか」

4月期の『9ボーダー』(TBS)の会計事務所の事務員・久美子さんに、『Re:リベンジ-欲望の果てに-』(フジテレビ)の岡田医師など、さまざまな役を演じ分けながら、顔を見ないことがない俳優・内田慈(うちだ ちか)さん(41歳)。

現在も映画2本が公開され、公演中の舞台も抱える内田さん自身の素顔とは? 年齢を重ねるにつれ「お母さん役」が増えていく日本のエンタメ界の実情などを直撃すると、内田さん自身が7年前に結婚した当初に覚えた違和感を語ってくれました。

――現在、映画やドラマ、舞台と引っ張りだこですが、もともとは大人計画主宰の松尾スズキさんに会いたかったのが、俳優を目指したきっかけだとか。

内田慈さん(以下、内田)「松尾さんの舞台のあるシーンの映像をテレビで観たんです。ものすごく強烈に引き付けられて、そこから松尾さんのことを雑誌などで追うようになりました。彼に会いたくて、そのためには演劇界に入るしかないと、演劇を始めたんです。大人計画の準劇団員オーディションなども2~3回受けたんですけど、書類で落ちました」

(※現在内田さんは、松尾さん作、演出の舞台『ふくすけ2024-歌舞伎町黙示録-』に出演中)

――そうなんですか。

内田「自分には何もないから、何か個性的なアピールをしなきゃいけないと思って、妙なプロフィールを作っていたような気がします(苦笑)。のちのち松尾さんのインタビューを読んでいたら“そういうことじゃない”とおっしゃってました。まあ、落ちた実際の理由は分からないですけど。

もともと歌ったり踊ったりは好きでしたし、一番憧れた人にすぐ近づけなかったので、あの演劇も面白い、この芝居も面白いとやっていくうち、いろんな角度から演劇に触れることができました(※内田さんは特定の劇団に所属せずに活動)。テレビではできないビックリするような表現・キレイもキタナイも同じ土俵にあるような表現に惹き込まれて、とにかく小劇場自体に興味があったんです。俳優になりたい、とかでなく」