上沼恵美子、芸能界の憧れだった“大御所落語家” 初対面では無視された過去「すごい悔しくて」

AI要約

上沼恵美子がABCラジオの番組で桂文枝に憧れていた学生時代の思い出を明かす。

文枝がスターだった印象を語り、彼に会った際の興奮を振り返る。

文枝との初対面のエピソードを詳細に語りながら、当時の気持ちを語る。

上沼恵美子、芸能界の憧れだった“大御所落語家” 初対面では無視された過去「すごい悔しくて」

 タレント・上沼恵美子が15日、ABCラジオの冠番組『上沼恵美子のこころ晴天』(月曜正午)に出演。学生時代に桂三枝時代の落語家・桂文枝にあこがれていたことを明かした。

 隔週レギュラーのモンスターエンジン・西森洋一が“一番上の師匠”を聞かれ、「文枝師匠ちゃいますかね」と16日に81歳を迎える大御所の名前を挙げた。上沼は「文枝師匠って三枝さん? そんなにご高齢?」と驚くと、「普通に一番上じゃないですかね。まだ普通に舞台立ってはりますよ」と明かした。上沼は「“普通に”ってごっつ失礼やわ。私、三枝さんっていうか、文枝さんって元気ってイメージあるから。びっくりしたわ。(舞台で)何やってはんの?」と質問。西森が「落語やってはります」と言うと、上沼は「そうか。落語の人や。すいません」と返した。西森は「まだ新作バンバン作ってやっておられるんで、それがすごいなと思って。かっこいいんです」と敬意を示した。

 上沼は「あの人は最初からスターだったのよ。知らないと思うけど」と西森、同局・北村真平アナウンサーに語り掛けた、「私は彼がいたから芸能界入ったもん。中学のときに『ヤングタウン』って毎日放送の。あれよう聞いて、みんな熱狂したわけよ。クラス中が、(故郷)淡路島の。12時10分から始まんねん、夜中のそれで2時まで。それを聞かないと眠れない。“昨日、こない言うてた。三枝さん、こない言うてた。ここで笑うたわ”言うのが(学校の)話題やねん。もうあこがれて、あこがれて。彼は知ってますよ。“僕のフリークだった”って」と人気だった文枝の大ファンだったと告白。

 上沼は「毎日放送で会ったことあるね。そのとき(姉妹漫才コンビ、海原千里・万里時代に)お姉ちゃんとお茶飲んでたんかな。毎日放送の(当時あった)ミリカホールの喫茶室で打ち合わせしてたのかな、お姉ちゃんと。そうしたら(文枝が)入って来はって。光ってたね。スターって感じ。首に黄色いスカーフを巻いてた。いま思ったらやぼったいわね。でも、そのときは“かっこええなぁ”と思って。私はせん望のまなざしやんか。“はぁ~”って。息止まりそうになったよ」と興奮状態だった当時を回想。

「姉は知ってるから、妹はファンやからって。ジーッと打ち合わせせんと、そっち(文枝)ばっかり見とった。そうしたら視線が気になったんやろうね、つかつかつかと来てくれて“イヤ~ン”と思ったら、ちょっと知ってくれてはってね、私らのことを。“何かの打ち合わせですか”って。(甲高い声で)“そうです~”って、私もどこから声出していいか分からんくらい興奮して。(そうしたら)お姉ちゃんのことの方が好意やってん、三枝さんは。“お姉ちゃんはかわいいねえ”って。私のこと無視して」と詳細に振り返ると、喫茶店の名前が『オリオン』でホットドッグのキャベツがカレー味でおいしかったと記憶がよみがえってきたことを明かして「そこはホントうれしくて。会った場所やからね」と笑った。

 上沼は「(文枝は)お姉ちゃんほめて、サッと行ったんですよ。すごい悔しくてね。後で聞いたら、内藤洋子さんって昔いてたのね。きれいな女優さん。その人の顔立ちに姉が似てるわね。どっちかというたら、似てたから(文枝にほめられたん)やと思います」と理由を分析すると、「全然ちゃうで。内藤洋子さんとお姉ちゃんって。タヌキかキツネかいうたらキツネや言うてるだけやねんで。どっちか言うたら姉は(将棋棋士の)内藤國雄さんの方が似てる。後で(文枝は)そない言うてた。“内藤洋子ちゃんに似てるよね”とかお姉ちゃんのこと言うて。ほめすぎやわ」と笑わせた。